旧友
トゥイギーのバンド復帰により完全復活を果たした
マリリン・マンソン。5月20日に日本先行発売でニュー・アルバム
『ザ・ハイ・エンド・オブ・ロウ』を発表!
『アンチクライスト・スーパースター>』『メカニカル・アニマルズ』『ホーリー・ウッド』の3部作にベーシストとしてのみならず、ソング・ライティング面においても大きく貢献したトゥイギーの復帰は、マンソン・ファンの間では“事件”とも言われ、特に初期マンソンを知っている往年のファンにはたまらないトピックだったのでは? そんなファンの心境に応えるべく、各国の発売元レコード会社は大々的にリリース・キャンペーンを行ないたいところでしたが、ラジオやTVのメディアでは1stシングルのタイトルが“完全放送禁止用語”のため新曲を紹介できず、関係者を困らせていたとのこと。
そのシングルのタイトルは「アルマ・ガッデム・マザーファッキン・ゲッドン」。本人の解釈によると、“アルマゲドン”に“こんちくしょう”と“クソ忌々しい”を混ぜ込んだマンソン流用語であり何ら問題は無い、と余裕の発言。しかしながら、歌詞の内容からしてオンエア不可となったことを受け、バンド側は放送禁止用語の部分を削除したいわゆる“クリーン・バージョン”を制作したものの、結果的に削除部分が多すぎ、放送自粛の方向に変わりはなく……。
なお現在、シングル以外のアルバム音源は、発売日以降のオンエア解禁となっていたため、これまで紹介したくてもできなかった各メディアは、ようやく安心して“待望の新作”を取り上げ始めています! ちなみにアルバム収録曲「アイ・ウォント・トゥ・キル・ユー・ライク・ゼイ・ドゥ・イン・ザ・ムーヴィーズ」(訳:オレはお前を映画風に殺したい)というタイトル曲も注視されているとのこと……。
「俺の人生は一度終わって、また始まった。アルバムには絶望感が漂うが、同時に希望も感じられる。すごく違和感のある言葉だけどね。アルバムは炎から生まれた火の鳥であり、償いの復活なんだ」とマンソンが語る『ザ・ハイ・エンド・オブ・ロウ』。ぜひお試しを!
(Photo by Delaney Bishop)