去る6月11日、東京・代官山UNITにて、キュレーターであるJ-POP界の異端児
ミドリカワ書房が放つ“夏フェスは終わった!これからは梅雨フェス!”のスローガンに基づき、梅雨時の風物詩(となるか?)〈ミドフェス2009 ミドシンだらけの梅雨フェス〉が開催。
出演ラインナップは、主催者ミドリカワ書房をはじめ、東京ミドパラダイスオーケストラ、みどまさし、MIDOSICS、MIDORI CRUSADERS、浜田伸吾といった、どこかで聞いたような超豪華な布陣。レジデントDJはミドリカワ書房の盟友・
茂木淳一が務めた。
茂木の巧みなムーディ・トークに乗せて贈る、ミドリカワ書房にまつわるあの曲この曲ジョッキーや、スペシャル・ゲストである茂木のソロ・ユニット、千葉レーダの煌びやかなライヴを交えながら、怪しい豪華出演者が続々と登場。各組、なんだか聴き覚えのあるナンバーをダイナミックに披露した。フェスのクライマックス、トリを務めるミドリカワ書房が登場。「リンゴガール」「愛なるは」「顔 1973」と切なさ交じりのヘコむナンバーを連発、オーディエンスをドン引きさせたのもつかの間、後半は、「心」「続・それぞれに真実がある」「父帰る」とアゲアゲなロック・チューンで盛り返し、歓声の中ライヴは終了。釈然としない感を残しながらフェスの幕は閉じた。
そこへ主催者ミドリカワ書房、アンコールに応え再び登場。「居るんだ」をした後、“今日の出演者は全部僕だったんです”と誰もが覚悟していた衝撃告白を吐露。オーディエンスを微妙にびっくりさせた。いろいろと声を掛けたが友達がいなかったという手の施しようのない釈明とともに、友達作りのためのマンスリー・ライヴ・シリーズ〈お見合いライブ〉を8月よりスタートさせることを発表。友達候補に
the chef cooks me、未完成VS新世界、
ロマンポルシェ。の3組が挙げられていることが明らかとなった。そして「笑って俺について来い」を演奏し、ワンマン1大フェスティバルは大団円を迎えた。
果たして友達はできるのか、ミドリカワ書房!?本物のフェスは開催できるのか!?7月には
THE 卍とともに“音霊 OTODAMA SEA STUDIO”への出演も決定しているミドリカワ書房今後のがんばり具合に乞うご期待。