ザ・フー関連のブリティッシュ・ロックの“裏”名盤として知られる、
サンダークラップ・ニューマン(Thunderclap Newman)の唯一作『ハリウッド・ドリーム(Hollywood Dream)』(1970年/写真)。同作が新たにボーナス・トラックを追加した
リマスター盤として復刻されます。
サンダークラップ・ニューマンは、ジョン“スピーディー”キーン(ds、vo)とアンディー・ニューマン(p他)、そして後に
ウイングスで活躍するジミー・マカロック(g)が組んだ3人組バンド。1969年発表のシングル「Something In The Air」が全英1位を獲得するものの後が続かず、本作が発売されるころにはすでに解散していた短命のバンドです。
アルバムのプロデュースを手がけたのはザ・フーの
ピート・タウンゼンドで、ピートはベース・ギターで参加するなど全面的にバックアップしています。牧歌的で不思議なポップ感溢れるサウンドは非常に個性的で、一筋縄ではいかないメロディ感覚とアレンジはまさしく英国産といった内容です。
今回の復刻は英Cherry Red傘下のEsoteric Recordingによる企画で、シングルBサイドほか6曲がボーナス・トラックとして追加されます。発売は英国にて8月31日。
哀愁あるメロディーに溢れた“裏”名盤を、アナタもぜひご体験ください!