前人未到の70作目！ ニュー・アルバム『INTO TOMORROW』を9月2日にリリースすることを発表した渡辺貞夫。そのアルバム発表会が、7月22日にカナダ大使館、オスカー・ピーターソン・シアターで行なわれました。

　日加修好80周年と天皇・皇后両陛下のカナダ訪問に先駆け、カナダのモントリオールとトロントの国際ジャズフェスティバルに参加し、音楽を通して日本とカナダを結ぶ親善大使の大役を果たした渡辺貞夫。大盛況のうちに終了したカナダ公演を受け、当日のイベントでは、渡辺のカナダでの体験や思い出を中心としたトークショー、そしてニュー・アルバム『INTO TOMORROW』の紹介と、アルバムの中から数曲を披露。

　渡辺貞夫（as）、小野塚晃（pf）、養父 貴（elg）、コモブチ　キイチロウ(elb)、則竹裕之（ds）、ンジャセ ニャン（perc）という編成でのパフォーマンスは美しく、数曲にもかかわらず十二分に観客を魅了しました。




　通算70枚目のアルバムということは、61年に発表した初リーダー・アルバムから48年間で70枚の発表は単純計算で年平均“1,45枚”をリリースし続けたことに。前人未踏の作品のタイトル『INTO TOMORROW』からは、常に先の音楽を求めて走り続ける渡辺貞夫の音楽を追究する姿勢を感じることができるのでは。9月をお楽しみに。