8月29日に公開される映画『20世紀少年-最終章-ぼくらの旗』。これに併せ、映画のトリビュート・アルバムが8月19日に発売! 今作には、原作者の
浦沢直樹が監修者としてアルバムの選曲やアートワーク・デザインに深く関わっています。
さらにCDのライナーノートでは、その選曲の理由や裏話が興味深く語られています。今回はその一部、T.REXの「20th Century Boy」について語っている部分を公開!
浦沢 「『20世紀少年』の最初のところに描いたのは本当に府中第四中学であったことなんだけど、T.REXのシングルを持ってきたヤツがいたんで、ぼくが“これ、お昼の校内放送でかけちゃおうぜ”って言って、放送室に持っていったの。映画では放送部の女子が縛られたりしてるけど(笑)、あれはデフォルメで、本当は“かけてくださーい”なんて言ってね(笑)。それで♪ガーガーガガーって校内に鳴り響いたんだけど、何も変わらなかった。ぼくらはメシ食いながらかかるのを待ってて、“やった!”なんて思ってたんだけど、クラスのみんなは“何が?”って反応なんだもん」 T.REXの他にもグランド・ファンク、
ジャニス・イアン、
ゾンビーズそして
ボブ・ディランなど錚々たるアーティストの楽曲をセレクト(全15曲)、その曲ごとに浦沢による丁寧な説明が行われていますので、CDとあわせてお楽しみ下さい。
※8月19日発売
『映画「20世紀少年」トリビュート・アルバム〜ファイナル』
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プレミアム盤(TECI-35562 税込3,680円)
・32Pブックレット付、豪華くるみデジパック仕様
・ 浦沢直樹氏×和久井光司氏による対談「20世紀ロック・トーク」掲載
・解説付き
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通常盤(TECI-25563 税込2,680円)
・プラケース仕様
・解説付き
<収録曲>
T.REX「20センチュリー・ボーイ」
10cc「ウォール・ストリート・シャッフル」
ジャニス・イアン「17才の頃」
アヴェレイジ・ホワイト・バンド「カット・ザ・ケイク」
グランド・ファンク「バッド・タイム」
アル・スチュワート「イヤー・オブ・ザ・キャット」
レオ・セイヤー「愛の迷い」
ジョー・ウォルシュ「この人生に賭けて」
スパークス「ビート・ザ・クロック」
クリス・レア「オン・ザ・ビーチ」
デラミトリ「ロール・トゥ・ミー」
ナタリー・マーチャント「カーニヴァル」
ゾンビーズ「ふたりのシーズン」
ボブ・ディラン「ライク・ア・ローリング・ストーン(ライブ・バージョン)」
浦沢直樹「Bob Lennon」
(C)Naoki Urasawa / Studio Nuts