今年結成10周年を迎え、日本でも熱狂的なファンを持つモダン・ロックのカリスマ、
ザ・ストロークス。そのフロントマン、
ジュリアン・カサブランカス(Julian Casablancas)が、初のソロ・アルバム
『フレイゼズ・フォア・ザ・ヤング』を10月下旬に発売することが決定。これに先駆け、昨夜、東京・渋谷DUO-Music Exchangeで、全世界初となるソロ来日公演を行ないました。
この公演は発表から開催までなんと約2週間という超短期間で、しかもジュリアンの初ソロ作品の音源はどこにも公開されていないという状況であったにもかかわらず、会場の収容人数を大幅に上回る3,000人以上の予約が殺到、チケットは発売と同時に即完売。そんなファンの熱い注目と熱気の中で行なわれた初ライヴは、世界初であると同時に、アルバムに収録される楽曲のお披露目イベントという意味合いも持つもの。ジュリアンはこの日、1stシングル「11th Dimension」を含む全8曲を世界初披露。ザ・ストロークスが好きな人なら思わず二ヤリとするような楽曲から、ザ・ストロークスでは聴いたことのないような心震えるバラードまで、まるで短編映画を次々に見せるようなセットで観客を魅了しました。
集まったファンや関係者は、このライヴで初めてジュリアンのソロ作品を体感することに。曲タイトルなどの情報すべてが伏せられた中、とにかく純粋に音楽だけを通じてジュリアンのソロを初体験できるという超スペシャルなイベントになりました。これは、ジュリアン自身が「大好きな街」と公言する東京への贈り物ともいえるライヴだったのではないでしょうか。
待望のアルバムは現在のところ10月下旬に発売が予定されているということ以外はまだ情報が届いていない状況ですが、こちらもお楽しみに。
Photo by Yoshika Horita