The Birthday 2010/01/12掲載(Last Update:10/04/02 11:32)
代官山UNIT、UNICE、SALOONの3会場にて行なわれた〈“Love or Hate”Night〉に続き、タワレコ日本上陸30周年記念イベント3日目〈TOWER RECORDS 30th Anniversary SPECIAL“FACE THE TOWER OF MUSIC!”〉が1月11日(月)Zepp Tokyoにて開催!
開場直後には、シンガー・ソングライターの
小林太郎がオープニング・アクトで登場。あっという間に満員状態になった観客を前に、短い時間でしたが堂々としたステージを披露し、会場を暖める。そして17:40、超満員の会場に颯爽と登場したのは、なんと、
怒髪天の
増子直純!思わぬゲストの登場に大歓声!
黄色いエプロンを身にまとい「あけましておめでとうございまーす!」と、まずは新年のごあいさつ。そして、「タワーレコードお台場店店長、増子直純でございまーす!」。昨年新木場STUDIO COASTで開催された30周年イベントでは、タワーレコード新木場店店長だったはずが、いきなりの異動!?
お台場店店長によるアーティスト紹介で登場した本日1組目のアーティストは、
東京スカパラダイスオーケストラ。「STORM RIDER」のイントロと同時に会場の温度は一気に上昇、「Like Jazz On Fire」では、すでにオーディエンスは汗だく。
その後も、タワレコ30周年記念コンピレーション
『NO MUSIC, NO LIFE.SONGS』収録曲「WORLD SKA CRUIES〜NO DUB, NO LIFE. 〜」や、ラストの「愛の賛歌」までとにかくフロアは踊りまくり!笑顔で満ちたフロアからの声に、スカパラの面々も大きなアクションで応えながらステージを後に。
再び登場した増子店長の紹介を受け、続いて登場したのは
Caravan。リズム隊に、
GREAT3から
高桑圭、
白根賢一を、そしてキーボードには
堀江博久を迎えた、なんとも豪華な布陣で奏でる一曲目は「Wagon」。終始笑顔でバンドとアイコンタクとを交わしながら楽しそうにCaravanが歌うグッドミュージックの数々に、会場全体がピースフルな雰囲気に包まれました。
増子店長が「店長も1曲って言われたから…」と呼び込んだのは、怒髪天のメンバーと、コーラスとして、
BUGY CRAXONの鈴木由紀子、そして、タワレコの「NO MUSIC, NO LIFE.」なあれこれに欠かせない
箭内道彦! 演奏されたのは、タワレコ30周年記念コンピに収録されている「NO MUSIC, NO LIFE.」。もともとはロック・アレンジの曲ですが、今回はボサノバ調にアレンジして演奏。増子のしっとりしたヴォーカルと贅沢なコーラス、そしてアコースティックの音色が絶妙に重なる名演!
自らの演奏が終ったあと、増子店長から「タワレコが誇る究極の一品」として呼び込まれたのは
GRAPEVINE。「FLY」「NOS」「豚の皿」と、濃厚な曲で一気にその世界に引きずり込むそのテクニックはさすが。
そしてラスト「ちょっとなつかしいやつを」と弾き始めたイントロは「TIME IS ON YOUR BACK」! 彼らがまだインディーズだったころ、タワーレコード限定で100円カセットとして販売された曲。そんな粋な選曲もまた嬉しい!
そしてラスト、増子店長に「魂の記念日、それは誕生日。The Birthday!!!」と紹介された、本日の大トリ、
The Birthday。1曲目「ディグゼロ」から全力疾走! 「カレンダーガール」のイントロでは客席から大きな歓声があがり、客席は早くも狂乱の渦に。4曲目「狂っちゃいないぜ」(発売されたばかりのタワーレコード限定シングル)までMCなしで一気に駆け抜ける。短いMCのあと「涙がこぼれそう」までをふたたび駆け抜け、イマイの「タワーレコード30周年おめでとう!30周年すごい!すごい!すごい!すごい!」というハイテンションなMCのあと、実ははじめ予定されていなかった「Nude Rider」で本編を終了。しかし、ステージを後にするメンバーを客席が許すわけもなく、即叫ばれた「アンコール!」の声に応える形でメンバーが再びステージに姿を現し、演奏されたのは「ローリン」。全10曲、最高のロックンロールを見せてくれた彼らに送られた拍手と歓声は今日一番の大きさだったのでは!?
1月9日、10日に代官山UNITで開催された〈“Love or Hate Night”〉、そして〈FACE THE TOWER OF MUSIC!〉、3日間におよんだイベントは、凄まじい熱気のなか、幕をおろしました!