ニュース

東京交響楽団の注目公演! シューマンの交響曲チクルス・フィナーレと佐村河内守の交響曲第1番

ユベール・スダーン   2010/02/22 14:25掲載
はてなブックマークに追加
 音楽監督ユベール・スダーン(Hubert Soudant)のもと、近年ますますその実力と評価を高めている東京交響楽団。今シーズンのフィナーレと、次シーズンの幕開けを飾る2つの注目公演をご紹介します。

 まず2009-10年シーズンの掉尾となるのは、ユベール・スダーン指揮によるシューマンの交響曲チクルスのフィナーレ公演。3月27日(土)18時より東京・サントリーホールにて行なわれます。

 スダーンが2009年の定期演奏会ごとに取り上げてきたシューマンの交響曲は、音楽専門誌の“2009年ベストコンサート”で国内オーケストラの最高位にランキングされるなど、高い評価を獲得してきました。今回の交響曲第4番で、いよいよフィナーレを迎えます。

 前半プログラムはブラームスのヴァイオリン協奏曲。エネスコ国際コンクールでグランプリを受賞し、映像作家ブリュノ・モンサンジョンにも絶賛された若き俊英、ヴァレリー・ソコロフを迎えて演奏されます。

 そして2010-11年シーズンの幕開けは、4月4日(日)14時より東京・東京芸術劇場にて。常任指揮者、大友直人の指揮により、モーツァルトの交響曲第41番 「ジュピター」と佐村河内守の交響曲第1番が演奏されます。

 大友がこのシリーズで初めて振るモーツァルト最後のシンフォニー、交響曲第41番「ジュピター」。そして広島の原爆による被爆二世として生まれ、突然すべての聴力を失い、現在も心身の苦痛に耐えながら命がけで作曲を続けている佐村河内守(1963年〜 )による最初のシンフォニーである交響曲第1番。この日、二人の天才作曲家が創造した作品が時代を超え出会います。
 なお、佐村河内守の交響曲第1番は、2008年に広島で行なわれた“G8議長サミット記念コンサート”にて会場を熱狂の渦に巻き込んだ話題作です。

 先日、ユベール・スダーン指揮によるアルバム『ブルックナー:交響曲第7番』(写真)が、第22回ミュージック・ペンクラブ音楽賞を受賞して話題となった東京交響楽団。国内最高クラスのオーケストラの実力を、ぜひ実演でも確かめてみてください!


■第576回 定期演奏会
3月27日(土) 18:00〜 東京・サントリーホール
[曲目]
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.77
シューマン:交響曲第4番ニ短調op.120(マーラー版)
[演奏]
ユベール・スダーン指揮 東京交響楽団
ヴァレリー・ソコロフ(vn)

■第104回 東京芸術劇場シリーズ
4月4日(日)14:00〜 東京・東京芸術劇場
[曲目]
モーツァルト:交響曲第41番ハ長調K.551 「ジュピター」
佐村河内 守:交響曲第1番(広響初演改訂版)
[演奏]
大友直人指揮 東京交響楽団

※チケットのお申し込み、詳細は東京交響楽団のオフィシャル・サイト(http://www.tokyosymphony.com/)へ。
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 中国のプログレッシヴ・メタル・バンド 精神幻象(Mentism)、日本デビュー盤[インタビュー] シネマティックな115分のマインドトリップ 井出靖のリミックス・アルバム
[インタビュー] 人気ピアノYouTuberふたりによる ピアノ女子対談! 朝香智子×kiki ピアノ[インタビュー] ジャック・アントノフ   テイラー・スウィフト、サブリナ・カーペンターらを手がける人気プロデューサーに訊く
[インタビュー] 松井秀太郎  トランペットで歌うニューヨーク録音のアルバムが完成! 2025年にはホール・ツアーも[インタビュー] 90年代愛がとまらない! 平成リバイバルアーティストTnaka×短冊CD専門DJディスク百合おん
[インタビュー] ろう者の両親と、コーダの一人息子— 呉美保監督×吉沢亮のタッグによる “普遍的な家族の物語”[インタビュー] 田中彩子  デビュー10周年を迎え「これまでの私のベスト」な選曲のリサイタルを開催
[インタビュー] 宮本笑里  “ヴァイオリンで愛を奏でる”11年ぶりのベスト・アルバムを発表[インタビュー] YOYOKA    世界が注目する14歳のドラマーが語る、アメリカでの音楽活動と「Layfic Tone®」のヘッドフォン
[インタビュー] 松尾清憲 ソロ・デビュー40周年 めくるめくポップ・ワールド全開の新作[インタビュー] AATA  過去と現在の自分を全肯定してあげたい 10年間の集大成となる自信の一枚が完成
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015