アメリカ・ミネアポリス出身の5人組バンド、
モーション・シティ・サウンドトラック(Motion City Soundtrack)。2003年にパンク・ロックを代表するレーベル、エピタフからデビューを飾り、キレのある演奏と上質なポップ・センス、どこかせつないメロディ、そして等身大の温かみあふれるリリックで人気を獲得してきた彼らが、リリースされたばかりの4thアルバム
『マイ・ダイナソー・ライフ』を携え、待望の日本ツアーをスタートしました! その初日公演となった4日(木)東京・赤坂ブリッツ公演の模様をレポートします。
オープニング・アクトの
オレスカバンドと
BEAT CRUSADERSが会場を十分に温めた後に、大きな体を揺らし颯爽とステージに現れた5人。新作『マイ・ダイナソー・ライフ』収録のキラー・チューン「ワーカー・ビー」のイントロが鳴らされると、待ってましたとばかりに熱狂的な盛り上がりをみせるオーディエンス。そんな会場には、バンド持ち前の温かな雰囲気が浸透したかのような親密かつハッピーな空間が広がっていきました。
新作『マイ・ダイナソー・ライフ』収録曲を中心としながら、過去の人気曲を織り交ぜ、パンク曲からフォーク・ロック調のナンバー、ファンク調の跳ねるリズムが心地よい楽曲など、これまでの彼らの集大成とも言うべきステージが展開。アメリカを拠点に世界中で精力的なライヴ・ツアーを行なっているだけあって、そのパフォーマンスの質の高さは驚くほど。楽器を奏でる一挙一動の強烈な個性と、抑揚をきっちりとつけた演奏、テンポよく繰り出すポップなメロディは、心地よさを感じさせてくれるものでした。発音のいい日本語でファンへの愛と感謝を話したり、歌の途中でメガネ・レンズを拭き始めたりと、愛嬌あふれるジャスティン(vo)の言動も絶好調で、生粋のライヴ・バンドとして、そして一流のパフォーマーとして、詰め掛けたファンの一人一人に幸福感を届けてくれるステージとなりました。
ツアーは、この後、7日(日)の愛知・名古屋クラブクアトロ公演、8日(月)の大阪・ビッグキャット公演と続きます。ファンの方はもちろん、ポップ・ミュージックが好きな方まで広く楽しめるステージになること間違いなし。
なお、最新アルバム『マイ・ダイナソー・ライフ』は絶賛発売中。バンドについての詳細情報は、公式サイト(
http://www.sonymusic.co.jp/mcs)と特設サイト(
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Special/mcs/)をご覧ください。
(C)photo by Naoaki Nashima
※発売中
モーション・シティ・サウンドトラック
『マイ・ダイナソー・ライフ』(SICP-2540 税込2,520円)
[収録曲]
01.ワーカー・ビー
02.ア・ライフレス・オーディナリー(ニード・ア・リトル・ヘルプ)
03.ハー・ワーズ・デストロイド・マイ・プラネット
04.ディスアピア
05.デリリアム
06.ヒストリー・レッスン
07.スタンド・トゥー・クロース
08.パルプ・フィクション
09.@!#?@!
10.ヒステリア
11.スキン・アンド・ボーン
12.ウィークエンド
13.サニー・デイ