イタリアン・プログレの雄、P.F.M.（PREMIATA FORNERIA MARCONI）の中期を代表するアルバム『チョコレート・キングス（Chocolate Kings）』が、ボーナス・ディスクを追加したスペシャル・エディションで再発されます。

　オリジナルは1975年リリース。ヴォーカルに元アクア・フラジーレのベルナルド・ランゼッティを迎え、イタリア的要素はやや抑えつつ従来以上にテクニカルかつパワーに満ちたジャズ・ロック的アプローチを試みた意欲作。アメリカへの夢と批判とが見て取れる、壮大でドラマティックなサウンドと詞の世界が相まった名作です。

　今回の再発は、エマーソン、レイク＆パーマーが設立したマンティコア・レコードから発売されたインターナショナル盤（写真）を基にしたもので、最新デジタル・リマスタリングを施したオリジナル・ディスクに、今回が初CD化となる1976年の英ノッティンガム公演の模様を収めたボーナス・ディスクが付属されます。発売は英国にて4月26日。P.F.M.らしい最後のアルバム、と一部で評される名作を新たな仕様でもお楽しみください！

　なお、他のマンティコア期の作品もボーナス・トラックを追加したリマスター盤として復刻されます。こちらもお忘れなく。