文化庁が主催する、文化・芸術の分野で、その年に際立った業績を上げ、新生面を開いた者を顕彰する「芸術選奨」。各賞の受賞者が発表され、ジャズ・ヴァイオリニストの
寺井尚子が「文部科学大臣新人賞(大衆芸能部門)」を受賞することとなりました!
寺井尚子は世界的にも珍しいジャズ・ヴァイオリニストとして1988年にプロ・デビュー。情熱的な演奏スタイルで、ライヴ、アルバム・リリースと積極的な活動を行ない、2008年には、日本のジャズ界最高の栄誉とされ、日本のジャズに最も大きく貢献した人に対し贈られる、スイングジャーナル社主催の「南里文雄賞」(第33回)を受賞。今や名実共に日本を代表するジャズ・ミュージシャンとして不動の地位を確立しました。
現在でも年間100本を超えるコンサート活動を行ない、その一方で、「金鳥の渦巻」(KINCHO)8代目のキャラクターをつとめ、テレビCMに出演するなど、活動の幅をさらに広げており、そのパフォーマンスにて、ジャズ・ファンからヴァイオリンを学ぶ子供たちまで、多くのファンを獲得しています。
今回の受賞に関し寺井は「身の引き締まる思いです。この賞を励みに、初心を忘れず精進いたします。本当にありがとうございます」と喜びを語っています。
寺井尚子は、先月24日に初のスタンダード集となるアルバム
『マイ・ソング』をリリース。「枯葉」「スイングがなければ」「アイ・ガット・リズム」などの著名な曲を寺井流の官能的なヴァイオリン・サウンドにアレンジしたアルバムを発表しており、このアルバムを受けての<寺井尚子“マイ・ソング”ツアー 2010>を3月21日の東京 / 池袋・東京芸術劇場中ホールからスタート。名古屋、大阪、仙台などを廻るほか、フェスティバル出演、単独公演など、今年の精力的な公演活動が予定されています。今後もご注目を。