ジャズ・ヴァイオリニストとして、今や日本のシーンを代表する存在となった
寺井尚子。先月24日に発売された最新アルバム
『マイ・ソング』を引っさげ、<寺井尚子“マイ・ソング”ツアー2010>がスタート! ツアー初日となる東京公演が3月21日(日)、池袋の東京芸術劇場中ホールで行なわれました。
寺井尚子は今月、その音楽的功績が認められ、文化庁「芸術選奨 文部科学大臣新人賞(大衆芸能部門)」を受賞したばかり。今回の公演初日は、ファンもこの快挙に沸く中でのライヴに。
寺井尚子(vn)、
北島直樹(p)、
店網邦雄(b)、
中沢剛(ds)、
宮野弘紀(g)という、アルバム『マイ・ソング』と同じメンバーで、17:00からスタートしたこの日のライヴ。黒のノースリーブに黒のスカートという、お馴染みの衣装で登場した寺井尚子は、1曲目となる「ジャズ・ワルツ」をしっとりと、それでいて情熱的でスケールの大きい演奏で披露すると、その後も「枯葉」「嘘は罪」「レフト・アローン」といったアルバム収録曲や、「オルフェのサンバ」「リベルタンゴ」など、ライヴではお馴染みの楽曲を演奏。時に哀愁漂うメロディアスなバラードあり、時に躍動感溢れるドラマティックな演奏あり、その官能的なステージでオーディエンスを魅了。
途中MCでは、2月のパリ公演と芸術選奨受賞の報告があったあと、「今日を楽しみにしていました。今日みなさんに会えて嬉しい」とコメント。アンコールを含む全17曲を、約2時間にわたって披露しました。
大盛況のうちに終了した<寺井尚子“マイ・ソング”ツアー2010>初日の東京公演。このツアーはこれから4月後半にかけて、名古屋、大阪、仙台で開催されますが、このツアー以外にも、今後日本全国でのライヴやフェスティバルへの出演が予定されているとのこと。最新情報はオフィシャル・サイト(
http://www.t-naoko.com/)でチェックです!