<ユニバーサル イタリアン・プログレ・ロック 紙ジャケ/SHM-CD シリーズ>
*SHM-CD
*最新リマスター
*イタリア初回盤LPを再現した見開き紙ジャケット仕様
*イタリア初回盤LPを再現したシリアルナンバー入りレーベルカード封入
*解説・歌詞・対訳付※以下のアルバム説明はメーカー資料より。
※5月26日発売
■ロカンダ・デッレ・ファーテ
●『
妖精+2』(UICY-94499)
70年代のプログレッシヴ・ロックが終焉を迎えた77年、イタリアのミュージック・シーンに彗星のごとく現れたロカンダ・デッレ・ファーテの唯一のアルバム。リリカルかつドラマティックな内容はすべてのプログレッシヴ・ロック・ファンに捧げる一枚。ヨーロッパならではの美意識に溢れた傑作。
■イル・バレット・ディ・ブロンゾ
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『YS(イプシロン・エッセ)+2』(UICY-94500)
アグレッシヴかつドラマティックなサウンドで常に高い人気を得ているグループ、イル・バレット・ディ・ブロンゾ。本作は彼らが残した唯一の作品にして、イタリアン・プログレッシヴ・ロック・シーンを語るうえでは欠かすことのできない重要作。神秘的な暗黒美を打ち出したサウンドは驚異の完成度を誇る。
■ラッテ・エ・ミエーレ
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『受難劇+1』(UICY-94503)
70年代初頭のイタリアで、PFM、ニュー・トロルス、バンコ、オザンナなどのビッグ・ネームが次々と傑作を発表する中、当時ほとんど知られていなかったティーン・エイジャーの三人組が放ったアルバムが『受難劇』だ。荘厳で繊細サウンドと強烈な美意識によって裏打ちされた伊プログレの代名詞ともいえるアルバム。
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『パピヨン+1』(UICY-94504)
イタリアのEL&Pと呼ばれたキーボード・トリオ、ラッテ・エ・ミエーレのセカンド・アルバム。デビュー作『受難劇』の衝撃も覚めやらぬうちに発表された本作も、前作同様完成度の高い内容を誇っている。キーボードが中心となったサウンドは、より明快で、彼らの作り出す美しいメロディを際立たせている。
■イビス
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『サン・シュプリーム』(UICY-94501)
ニュー・トロルスの分裂によって誕生したイビスのファースト・アルバム。全曲が英語で歌われた内容は、本作が世界に向けて発せられたことを意味している。さらに、ドラムスに英国のグループ、アトミック・ルースターのリック・パーネルを迎えるなど、インターナショナルな活動を視野に入れた野心作。
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『イビス+1』(UICY-94502)
メンバー・チェンジを経て発表されたイビスの第二弾。前作で見せたスリリングな演奏はそのままに、美しいメロディをハードなサウンドで包み込んだ、彼らならではの仕上がりを見せている。イビスはこの作品を残して再びニュー・トロルスへと変貌し、『コンチェルト・グロッソ2』の制作に取りかかることになる。
■パスクアーレ・ミニエリ&ジョルジオ・ヴィヴァルディ
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『カルナシャリア』(UICY-94505)
パスカーレ・ミニエリとジョルジオ・ヴィヴァルディを中心に多くの有名ミュージシャンが結集して制作した唯一のアルバム。PFMのマウロ・パガーニ、アレアのデメトリオ・ストラトスというイタリアン・ロック史に名を残す二人のアーティストの参加が注目される。地中海の風を呼び込むような一枚。
■ロベルト・カッチャパーリア
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『順番通りの6つの音』(UICY-94506)
伊ロック・シーンの重鎮、フランコ・バッティアートとのコラボレイトでも知られる前衛音楽家、ロベルト・カッチャパッリャが79年に発表したセカンド・アルバム。マイク・オールドフィールドにも共通するミニマルなサウンドを展開。また機能的な美意識は、ジャーマンロックにも通じる。まさに隠れた名作!!
※6月23日発売
■レ・オルメ
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『コラージ』(UICY-94523)
粗削りだが、若々しく生き生きとしたプレイが印象的なレ・オルメのサード・アルバム。シンセサイザーやメロトロンは多用されていないが、キース・エマーソンを彷彿とさせるオルガン・ワークを前面に出した意欲作。イタリアン・プログレッシヴの黎明期を語るには欠かすことのできないアルバム。1971年発表。
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『包帯の男』(UICY-94524)
名盤『フェローナとソローナの伝説』に先駆けること一年。地中海に降り注ぐ光輝く太陽の恵みを浴びた、まばゆいばかりのサウンドと、それによって生み出される影の世界を、得意の叙情性で音像化した一枚。コアなファンには、本作を持って最高作とする向きもある。1972年発表。
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『フェローナとソローナの伝説』(UICY-94525)
イタリアのEL&Pと謳われたキーボードを中心とした三人編成のグループ、レ・オルメの最高傑作の呼び声の高いサード・アルバム。叙情性あふれるメロディと繊細で詩情豊なヴォーカルが、イタリアならではのドラマティックさを演出。常に70年代のイタリアン・ロックのベストテンに入る人気アルバム。1973年発表
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『夜想曲』(UICY-94526)
レ・オルメの通算7枚目となるアルバムは、プロデューサーの、ジャン・ピエロ・レヴェルベリを正規メンバーに加え、四人編成となって発表した第一弾。傑作の名高い『包帯の男』と『フェローナとソローナの伝説』の出来栄えの良さに見落とされがちだが、構成力、演奏力、表現力のすべてにおけるバランスの良さでは、本作に軍配が上がる。1974年発表。
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『ストーリア&レジェンダ』(UICY-94527)
レ・オルメにとって12枚目となるアルバム。74年に発表したアルバム『夜想曲』以来、音楽市場を意識しながら少しずつ音楽性を変化させてきたオルメだが、3枚のアルバムを経て彼らがたどり着いたのは、初期オルメのイタリアの美しい旋律を繊細なヴォーカルが奏でる姿だった。70年代中期の秀作。1977年発表。
■ジャンボ
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『ジャンボ』(UICY-94528)
ブルースに傾倒したヴォーカリスト、アルヴァーロ・フェッラ率いるジャンボのデビュー・アルバム。当時としては非常に泥臭いサウンドで異色の存在として知られていた。しかし、本作のあちらこちらに散りばめられたただ者ではない音楽的素質は、次回作『DNA』で開花することになる。1972年発表。
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『DNA』(UICY-94529)
ブルース色あふれる力強いヴォーカルと繊細で叙情的なフルートとピアノのミスマッチがいかにもイタリアらしいブログレッシヴ・ロックを打ち出した、ジャンボのセカンド・アルバム。PFMやニュー・トロルスよりもオザンナに近いプリミティヴな匂いを強烈に放つアグレッシヴなロック・サウンドが炸裂する。1972年発表。
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『18歳未満禁止』(UICY-94530)
ジャンボは『ジャンボ』『DNA』、そして本作『18歳未満禁止』の3枚のアルバムを残して解散するが、その中でももっとも愛され、もっとも完成度が高いとされるのが本作。リリカルなピアノや美しいフルートとヴァイオリンをフィーチャー。加えてメロトロンが活躍する内容は、プログレッシヴ・ロック・ファン必聴!! 1973年発表。