リズム・マシーン、バスドラム、スライド・ギターをすべて一人で操る、フルフェイスのヘルメットをかぶったインチキくさい男･･････それはまさしくボブログ三世。世界初、おっぱいと共演した（パチンパチンと鳴らした）驚愕の2ndアルバム『TRIKE』（写真 ちなみに邦題は『町で一番の三輪車』）から3年余り。ついに3rdアルバムが完成したようです。その名も『スライド・ギター・ライド（仮）』（10月9日発売予定 EICP-146 \2,520（税込））。今回は、カントリーを唄っていた経験もある、実の父親ボブログ二世が笛で参加。狙っているのか、はたまたホントの変人なのか？　見た目に反して、怒涛のごとくなだれ込むブルースをガッツリかましてくれる彼だけに期待大！　祖父はトランペット吹き、父は何故かニワトリのマスクをかぶりカントリーを唄っていたという環境の中で、常に音楽に触れて育ったボブログ三世。1990年にベスト・スクール・バス・ドライバーに選ばれた後、ドゥーラグというユニットを結成。そこからソロに転向し、ベック、ソニック・ユース、クランプスなどのビック・ネームとのツアーも経験。今年も、20マイルズ、ブラック・レベル・モーターサイクル・クラブと精力的にライヴ活動に勤しんでおります。ジャケット写真そのまんまの格好でライヴは行なっているようですが、どう考えても声こもるでしょ･･････。曲の題名も、「もう、グニングニン」「愛マック」「エンコーにハマっちまった親父」と、アホな原題に沿った、ナイスな邦題の嵐。彼の人柄だからこそなせる技ですね！　9月には、4度目となる来日公演も決定。Baffalo Daughter、DMBQ、Hydro Guruなどがサポートします。2ndでみせたロック・テイストたっぷりな、温度を上げていくスライド・ギターは健在なのか？　不慮の事故によって失った左手には現在、猿の足がついているという、イカしたミュージシャン、ボブログ三世に要注目！