“ジャズ・ソング・バード”として人気のジャズ・シンガー、
ステイシー・ケント(Stacey Kent)が、仏ブルーノート移籍第2弾となる8枚目のアルバム
『パリの詩(うた)』(TOCJ-66537 税込み2,500円)を6月16日にリリースします。
約2年半ぶりとなる本作は、なんとフランス語ヴォーカル・アルバム。アメリカで育ったステイシーがフランス語で歌うことを選んだのは、前作
『市街電車で朝食を』で、
セルジュ・ゲンズブールのシャンソンをカヴァーしたり、フランスのテレビ番組に出演した際に
アンリ・サルヴァドールからアンリのアルバムをもらったりしたことがきっかけで、コンサートなどでもアンリの代表曲「冬の温室」をレギュラー・レパートリーに加えるようになったことでこのアルバムの構想が生まれたということです。
楽曲は愛され続けているスタンダード・ナンバーと、才能ある若手ソングライターのクレール・ドナミュールの「ミ・アモール」やステイシーの夫でありプロデューサーでもある
ジム・トムリンソンとの作曲による「何も知らないの?」など、個性豊かなオリジナルを収録。
昔パリで暮らしていたこともあるステイシーの祖父から手ほどきを受けたというフランス語の発音もまったく違和感なく、彼女の透明感あふれる軽やかな歌声とマッチした新感覚の一枚です。