前作『マーラー:交響曲第1番』が高い評価を得て話題となった
マンフレッド・ホーネック(Manfred Honeck)指揮
ピッツバーグ交響楽団によるシリーズ第2弾
『マーラー :交響曲第4番』(EXCL-00048 税込3,000円)が6月23日にリリースされます!
ホーネックの音楽作りは、一言で言うと“ウイーン風”。リハーサル中も“Vienese”という言葉を幾度も繰り返し、そのスタイルを徹底しているそうです。第2楽章に代表されるボヘミア的な踊りのリズムや土着のフォークソングの表現なども、中欧の歌い回しをじつに上手く研究しています。
ホーネックはこの録音の3週間前にチェコ・フィルにおいて同じ試みを行なっており、そこで得た独特のボウイングやアンサンブルの伝統的で特殊な表現なども、今回のピッツバーグでの録音で盛り込んでいるとのこと。
聴きどころの第3楽章では、ホーネックらしいダイナミックレンジも随所に表現され、
マーラーの求めた空間性を余すところなく、仕上げています。
また、終楽章には気鋭のソプラノ歌手スンハエ・イム(オペラやオラトリオの分野で活躍し、これまでにヘレヴェッヘ、ブリュッヘン、シャイーなどと共演、現在シュトットガルト歌劇場で活躍中)を起用しました。歌手へはオーケストラとの一体感と、きわめて楽器的かつボーイソプラノを彷彿とする歌唱表現を要求し、天上の澄み切った世界観を表出しました。
前作に続き、細部までこだわり抜いた演奏と録音による今作は、マーラー・イヤー必聴盤の一枚になりそうです。
※6月23日発売
マンフレッド・ホーネック指揮ピッツバーグ交響楽団
『マーラー :交響曲第4番』(EXCL-00048 税込3,000円/SA-CD Hybrid仕様)
[収録曲]
マーラー :交響曲第4番
[演奏者]
マンフレッド・ホーネック指揮
ピッツバーグ交響楽団
スンハエ・イム(S)