日本を代表する作曲家、
吉松隆の新作アルバム
『TARKUS(タルカス)』(COCQ-84832 税込2,520円)が7月21日にリリースされます。
アルバム・タイトルを見てすぐにお分かりの方も多いことでしょう。そう、『タルカス』はプログレッシヴ・ロックの最高峰、
エマーソン、レイク&パーマー(EL&P)が1971年に発表した2ndアルバムのタイトルです。
今回、吉松隆の編曲により、このアルバムのタイトル曲「タルカス」がフル・オーケストラとして生まれ変わりました!
プログレ至高の名曲として知られるEL&Pの「タルカス」は、全7曲からなる20分ほどの組曲で、キーボード、ベース(&ヴォーカル)、ドラムスという楽器編成。作曲は、キーボード担当の
キース・エマーソンによるものです。
吉松は、この作品の全曲をほぼ原曲に忠実にオーケストラ化。藤岡幸夫指揮東京フィルハーモニー交響楽団の演奏により、壮大でゴージャスな音世界が広がっています。
そして、何と言ってもまず目をひくのが、当盤のジャケット。EL&Pの『タルカス』のジャケットに描かれている想像上の動物が、なんと実写版で登場しています!!
アルマジロと戦車が合体したかのような動物のイラストが、立体模型で忠実に再現されているのです。マニア心を鷲掴みの心憎い企画、必見です!
また、カップリングには同じくクラシックとロックを融合した吉松隆の『アトム・ハーツクラブ組曲』、ドヴォルザークの「アメリカ」をピアノ協奏曲に編曲したもの、そして現代音楽の名曲、
黛敏郎の「BUGAKU」が収録されています。
録音は2010年3月14日に東京オペラシティ コンサートホールで開かれた演奏会のライヴ。クラシック・ファンだけでなく、プログレ・ファンをも熱狂させた当日の空気が伝わってくるような一枚です。
EL&Pのアルバム『タルカス』
立体模型により実写化された今作のタルカス。
360度忠実に再現!
※7月21日発売
『TARKUS(タルカス)』(COCQ-84832 税込2,520円)
[収録曲]
01. キース・エマーソン(吉松隆:編):タルカス
02. 黛敏郎:BUGAKU
03. ドヴォルザーク(吉松隆:編):アメリカ Remix〜弦楽四重奏曲「アメリカ」によるピアノとオーケストラのための
04. 吉松隆:アトム・ハーツ・クラブ組曲第1番
[演奏]
藤岡幸夫指揮 東京フィルハーモニー交響楽団
中野翔太(p)
[録音]
2010年3月14日 東京オペラシティ コンサートホール