ウェストコーストから世界のストリート、カルチャー、アートに影響を与える、シンガー・ソングライターの
トミー・ゲレロ(Tommy Guerrero)がニュー・アルバム
『Living Dirt』を完成。9月8日にリリースされることが決まりました。
「全部その場でやった(笑)。とにかくスタジオに入ってどうなるか試してみよう、という精神だったんだ」と語る新作『Living Dirt』は、5日間でレコーディングし、その期間ですべて仕上げた作品とのこと。その瞬間瞬間のひらめきとともに一人スタジオで演奏を繰り返し完成させた、tg流コンセプト・アルバムと言えそうです。
トミー・ゲレロは、80年代に伝説的なスケートボード・チームBones Brigade最年少メンバーとしてストリート・シーンに登場。盟友Thomas Campbellが運営するレーベルgalaxiaから
『ルース・グルーブズ&バスタード・ブルース』を98年に発表し、独自のネットワーク/口コミで爆発的なセールスを記録しました。2000年にはUKの名門MO'WAXからMargaret Kilgallenのイラストが印象的な2ndアルバム
『ア・リトル・ビット・サムシン』を発表。クラブ・ミュージックのリスナーからも支持され、一躍“現代のウェストコースト・ミュージックのスター”へと躍進。2005年にはEP
『イヤー・オブ・ザ・モンキー』でアップテンポな新機軸を打ち出し、同年の第1回<THE GREENROOM FESTIVAL>のヘッドライナーを務め、3,000人を超える観客を魅了、さらに<SUMMER SONIC 05>へも出演、ビーチステージのヘッドライナーを務め話題をさらいました。その後も、フジロックフェスティバル06では、ホワイト・ステージで1万人を超える観客を熱狂させるなど、ライヴ・パフォーマンスでも高い評価を獲得。
2009年にはストイックな空気感が漂うtg風スピリチャルジャズ・アルバム
『ライフボーツ・アンド・フォリーズ』を発表し、過去最長となる全9箇所にも及ぶジャパン・ツアーを敢行。全国のファンを熱狂させました。
心地よいギターのアンサンブルとグルーヴ感あふれるリズムが重なりあい、一聴穏やかな中にエッジーな研ぎ澄まされた感覚を刻み込むtgの音楽は、自身の充実した歴史にも裏打ちされた、唯一無二のもの。新作『Living Dirt』も期待しましょう!
※9月8日発売
トミー・ゲレロ『Living Dirt』(DDCB-12520)
[収録曲]
01. the sorrow of tomorrow
02. remain fluid
03. seas to sand
04. fight to exist in light
05. the unfuture
06. aut viam inveniam aut faciam
07. of the earth
08. l-o-v-e [sometimes not] u
09. sprit hands
10. the paramour and the pugilist
11. elegy for the living
12. l-o-v-e [sometimes not] me
13. burn bright in dark days
14. up against the knife