レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの“闘う声”、
ザック・デ・ラ・ロッチャが、元
マーズ・ヴォルタの超絶ドラマー、ジョン・セオドアと発動させたプロジェクト、
ワン・デイ・アズ・ア・ライオン(One Day As A Lion)。
世界初のワールド・プレミア・ライヴの場としてここ日本の<フジロックフェスティバル'10>での公演が予定されている彼らが、フジロックへのウォーミング・アップ・ギグを、7月17日&18日にポモナとLAにて緊急決行しました。
ライヴ実施が発表されたのは7月12日、そしてその週末の2日間にライヴ決行という、“超”緊急っぷりで行なわれたこのステージ。7月17日のポモナ公演はなんとキャパ80人、翌日18日のLA公演もわずか200人という激レア・ライヴとなりました。
サポートのキーボード・プレイヤーとして、ノイズ・アート集団、
ロカストのジョーイ・カラムを迎えた3人編成でステージに立ったワン・デイ・アズ・ア・ライオンは、初日には新曲を含む計9曲(約40分)を披露。また、翌LA公演では、オーディエンスの中にレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの
トム・モレロ(g)の姿もあったというから驚きです。
オープニング「オーシャン・ビュー」から強烈なエネルギーが爆発、ザックはステージ上を所狭しとジャンプを繰り返しながら弾丸ラップを浴びせ、またジョン・セオドアの超絶ドラミングは、時にハードコア、時にフリー・ジャズのように変幻自在にリズムを操り、シャープで雄々しいものだっとのこと。
また披露された新曲の中には、ボブ・マーリィを彷彿させるような新機軸のものがあったり、ステージ上ではザックが時折笑顔を見せることもあったそうで、レイジ〜のそれとは明らかに異なるものだったことが想像されます。
2010年年末にはニュー・アルバムの発売が予定されているというワン・デイ・アズ・ア・ライオン。一足前にその全容を体験できるフジロックは来週開催です。さらに(LAでのライヴに負けず劣らずの)激レア単独公演を予定されていますので、お見逃しなく!
Photo by RobbieLloyd