ウェイン・ショーター、
スティーヴィー・ワンダー、
カサンドラ・ウィルソンらのサポートでも知られる圧倒的なグルーヴ感を持つ女性ドラマー、
テリ・リン・キャリントン(Terri Lyne Carrington)が、女性ミュージシャンだけの新グループ“モザイク・プロジェクト”を立ち上げ、アルバム
『モザイク・プロジェクト〜ジャズと生きる女たち』(VACM-1417 税込2,625円)を9月1日にリリース!
このプロジェクトの特徴といえば、なんといっても参加ミュージシャンの豪華・多彩さ。8月に新作が予定されている人気ベーシスト / ヴォーカリストの
エスペランサをはじめ、
ダイアン・リーヴス、ディー・ディー・ブリッジヴォーター、
カサンドラ・ウィルソンら豪華ヴォーカリスト陣に、
ジェリ・アレン、
パトリース・ラッシェンといったトップ鍵盤奏者、新進気鋭のサックス奏者
ティネカ・ポスマなどなど、世代を超えて第一線で活躍する人ばかり。
アルバム収録曲は、参加各人のオリジナル曲で、「360度全方位ミュージック」と銘打ち、フュージョン、ファンク、R&B、ラテン、アフリカン、ストレート・アヘッド・ジャズ……とにかくさまざまな要素が混ざった作品になっています。
テリ・リン・キャリントンは作品について、「素晴らしい才能を持つ女性のミュージシャンが増えてきていることは確かな事実。男性だから、女性だから、という意識はまったくないが、音楽の世界も社会を反映したものであるべきだと思っているし、そんな中にあって、こういうものが作れる時代がやってきた」と語っています。
なお、このモザイク・プロジェクトは、<東京JAZZ2010>の3日目、9月5日(日)の“Women in Jazz Night”に出演が決定(来日メンバーは東京ジャズの公式サイトでご確認ください)。これが世界初お目見えとなり、その後全世界をツアーする予定もあるそうです。今年話題となること必死のこのプロジェクト、要チェックです!(写真はテリ・リン・キャリントンの2009年作
『モア・トゥ・セイ』)