かのボーカロイド神曲「初音ミクの消失」をはじめ、10万再生超えの殿堂入り動画の数々を送り込んできたカリスマP、
cosMo@暴走P。彼がEXIT TUNESよりCDで待望のメジャー・デビュー! アルバム
『初音ミクの消失』(QWCE-10027 税込2,000円)が8月4日に発売となります。
ミクを駆使し倒した高速ヴォイス、難解な歌詞と、どこか牧歌的なメロディ、ブラストも飛び出す疾走感溢れるプログレッシヴな楽曲で高い人気を誇る名プロデューサー、cosMo@暴走P。神曲の数々がフルチューンナップ、リマスタリング済高音質で1枚のCDに! これを待っていた方も多いのでは? 本作は、彼が約2年間で動画共有サイトに投稿してきた作品を、彼の初音ミクが「誕生」してから「消失」するまでを描くストーリー仕立で構成。ブックレットには各楽曲ごとのストーリーも掲載されています。カヴァー・アートは電撃文庫『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』(アスキー・メディアワークス刊)の挿絵で知られるイラストレイター“左”が担当。こちらも注目です!
また、EXIT TUNESおなじみの特典もいっぱい! 初音ミク・オリジナル携帯ストラップ、「初音ミクの消失」クレジットカード型フェイクカードを封入のほか、アンケートに答えてもらえるクリアファイル、店頭ではB2サイズ初音ミク全身大型ポスターをプレゼント。豪華4大特典となっています。
音楽制作だけでなく、イラストも堪能なcosMo@暴走P。CDJournal.comのために、アルバムのラストに収録されている楽曲「浅黄色のマイルストーン」をイメージしたイラストを描いていただきました!本人による全曲レビューも必見です!
cosMo@暴走P feat. 初音ミク
『初音ミクの消失』[収録曲]
01. 新世界 / cosMo@暴走P feat. 初音ミク
02. 初音ミクとあそぼぅ!! / cosMo@暴走P feat. 初音ミク
03. A.I. / cosMo@暴走P feat. 初音ミク
04. 初音ミクの暴走 / cosMo@暴走P feat. 初音ミク
05. 初音ミクの戸惑 / cosMo@暴走P feat. 初音ミク
06. 初音ミクの分裂→破壊 / Storyteller(GAiA x cosMo@暴走P)feat. 初音ミク
07. さよなら常識空間 / cosMo@暴走P feat. 初音ミク
08. 0 / cosMo@暴走P feat. 初音ミク
09. 初音ミクの終焉 / cosMo@暴走P feat. 初音ミク
10. 初音ミクの消失 / cosMo@暴走P feat. 初音ミク
11. Hyper∞LATiON / cosMo@暴走P feat. 初音ミク
12. ∞ / cosMo@暴走P feat.初音ミク
13. 初音ミクの激唱 / Storyteller(GAiA x cosMo@暴走P)feat.初音ミク
14. 浅黄色のマイルストーン / cosMo@暴走P feat. 初音ミク
[cosMo@暴走P & GAiAによる全曲レビュー]
01. 「0」と同系統の曲を作ろうと思い作ったこの曲は、よりインスト色が強かったので、いっそのことインストでいいや、というカンジでインストになりました。タイトル「新世界」は何か始まりそうな予感がする曲調になるようにと先に決めておきました。
02. ゲストにロードローラー姉弟を迎えてお届けします。テンション高いです。ちょっとアホだったり難儀だったりなところもありますがそこはミクさんはアイドルですから大目にみるといいです。
03. 普段は余り作らないまったりバラードです。このアルバム内唯一のまったり曲なのです。歌詞、タイトルどおり初音ミクの「AI」を受け取っていただければ幸いです。
04. 自分の初音ミク作品としては2発目かつ、自分の名前である「暴走」をいただくキッカケになった曲です。もともとミクをいろいろいじり倒すために作った曲なのでかなり歌詞はカオスですが、逆にそれがこの曲の良い部分になったと思います。
05. 「その歌は誰のものなのか?」初音ミクの歌は仮歌ツールのそれにすぎないと思っている方も当然いるかと存じます。そのような声に対するミクからの疑問。そして常にミクが歌うことで意味のある曲を求め続けた僕自身からの疑問でもあります。
06. ミクアペンドボイス6種フル活用組曲。「歌うこと」に縛られない自由なメロディラインを!(cosMo)
正義から生まれた悪意と、それに抵抗できない不条理をありったけ注ぎ込みました。(GAiA)
07. 正義、常識、誠意、当然、するべき、当たり前……と詐称された根拠無き感情論だけの無自覚な悪意。向けられたそれらをかいくぐって目指すは理想の新世界。たとえそれが終末を意味するものだとしても。
08. インスト色が強く、それでいてメッセージも主張できるだけの歌詞量、というなかなか融合しづらい2つの要素を盛り込んでみました。「 」だった世界が「言葉」でラベリングされることで急激に構築されてゆくイメージ。
09. 忘れられる恐怖は、棄てられる恐怖は、死ぬことに対する恐怖と同じなのかもしれません。誰にも存在を認知されなかったらそれは死んでるのと同義なのかもしれません。
10. このアルバムの表題、かつ自分の代表曲です。命で最もドラマティックなのは生と死の瞬間かと思います。暴走では単なる色物にすぎなかった高速歌詞という表現に初めて「意味」を与えた曲です。
11. 拙作「少女の空想庭園」に登場する少女が描く消失シリーズのスピンオフ作品という位置づけの曲。タイトルどおりハイパーインフレイション。これは2分強でおなかいっぱいだろうということで唯一ロングバージョンがありません。
12. 「0」と同じくインスト色の強い作品。消失の次の作品ということもあって結構作るのに苦労した記憶があります。当初より高速に、という方向で作っていましたがその路線はハイパーインフレに受け継がれ、結局複雑化する方向に落ち着きました。
13. 一連の話のラストということでオーケストラっぽいのなんてどうだろうということでたくさんのボツを積み重ねつつ今の形になりました。本当にやりたいとことをやったなら、どんなに小さな肯定の言葉も永遠に勝る至宝になる。(GAiA)
14. いろいろあったけど、これからもいろいろあると思うし、いいことも悪いことも全部受け止めて、たまには休んだり、たまには走ってみたりしながら生きることを全部楽しめたらステキだなあと思います。