70年代末期にAOR、ジャズ、プログレなどを呑み込んだ無国籍なモダン・ポップを聴かせてくれた、英国スコットランド出身の3人組、
カフェ・ジャックス(Cafe Jacques)。“名作レア盤”とも一部で言われている彼らの作品群がリマスター盤として復刻されます。
カフェ・ジャックスは、
クリス・トムソン(g、vo)とピーター・ベイチ(key)によって1973年に結成。その後、マイケル・オグドリー(ds)が加入。無国籍サウンドとモダン・ポップ・センスが絶妙にミクスチャーされた作風が特徴で、日本の
ムーンライダーズがお手本にしたとも言われている存在。
今回復刻されるのは、1stアルバム
『ラウンド・ザ・バック(Round the Back)』(1977年 / 写真)と、2ndアルバム
『インターナショナル(International)』(1978年)という彼らが残した全アルバム。ともにプロデュースは
ルパート・ハインで、2作ともに
キャラヴァンのジョン・G.・ペリーとジェフ・リチャードソンがゲスト参加。また『ラウンド・ザ・バック』には
ジェネシス在籍時の
フィル・コリンズも参加しています。
今回の復刻は英Esoteric Recordingsによるもので、2001年に日本でのみCD化されて以来、およそ9年ぶりの再CD化。最新デジタル・リマスタリングの採用、そしてオリジナル・アートワーク再現が特徴です。発売は英国にて8月30日。
10ccや
スティーリー・ダンとも比較された隠れ名バンド、このチャンスにアナタも触れてみては?
なお、彼らは本作発売と同月の8月に、再結成ライヴを行なう予定。当日はオリジナル・メンバーのクリス・トムソンを中心にした編成となる模様です。