今敏 2010/08/25掲載(Last Update:10/09/02 11:14)
『パプリカ』『千年女優』『東京ゴッドファーザーズ』などで知られるアニメーション監督の
今 敏(こん・さとし)が8月24日早朝、膵臓がんのため死去しました。46歳でした。
キャリアのスタートは漫画家で、武蔵野美術大学在学中に『週刊ヤングマガジン』にて『虜 -とりこ-』(1984年)で、ちばてつや賞を受賞。その後、アニメーションへと活動の拠点を移し、1998年に初監督を務めた映画『パーフェクトブルー』(ベルリン国際映画祭招待作品)が公開。
その後、ドリームワークスにより世界配給された『千年女優』(2001年 / 文化庁メディア芸術祭大賞受賞)、『東京ゴッドファーザーズ』(2003年)、『パプリカ』(2006年 / ベネチア映画祭コンペティション部門出品)といった劇場版アニメを発表。また2004年には、唯一のTVアニメ・シリーズ『妄想代理人』を手掛けています。ここ数年は劇場版アニメの新作『夢みる機械』に取り掛かっていた最中でした。
公式ブログ内では、今監督の“遺言”とも言えるメッセージが公開されています
夢と現実が入り混じった表現を得意とし、日本のアニメーション界を牽引してきた奇才・今 敏。心よりご冥福をお祈りします。
(C)2006 MADHOUSE/Sony Pictures entertainment(Japan) Inc.