ソニー・ミュージックが開設するCDクラブ・ネットショップ内にて、9月1日より
オーダーメイド・クラブが始動しました。
オーダーメイド・クラブとは、廃盤となり入手困難になったタイトルをユーザーのリクエストにより、復刻してお届けするというもの。復刻されるまでの行程は、まず運営者側が発売の要望が高い作品をピックアップし、サイト上にアップします。それを見たユーザーは、「これは復刻してほしい!」と思った作品にリクエスト票を投じます。得票数が規定数に達した作品はネクスト・ステップ=いよいよ購入予約可能な状態に。そして予約枚数が規定の数に達した段階で、晴れて復刻さるという流れ。まさにユーザーの要望・熱意と草の根的な広がりに重点の置かれた企画と言えそうです。
そして現在、第1回復刻候補作として、二種類計20作品がリクエストを受付中!
まずは、南青山にあった伝説のレコード店パイド・パイパー・ハウスの顔でもあった音楽プロデューサー、長門芳郎氏のチョイスによる10枚。ジョン・ホール『アクション』や
トニー・コジネク『プロセス』『バッド・ガール・ソングス』、ポール・パリッシュ『ソングス』など、たまらない名盤が並んでいます。
そしてもう10枚は、スリー・ブラインド・マイス・レーベルに特化してピックアップされた作品群。スリー・ブラインド・マイスは、昭和という独自の文化や風土や社会の中で、ジャズを感性で受け止め昇華した、今では“和ジャズ”と呼ばれる音楽を扱っていた名門レーベル。今回は、
ジョージ大塚『GO ON!』や
植松孝夫『デビュー』、
大友義雄『ムーン・レイ』などの10枚が並べられています。
無事に復刻・販売された際の価格は、パイド・パイパー・ハウス長門芳郎氏チョイスの10枚は、各2,940円(税込)。さらに、ジュエルケース仕様、解説・歌詞・対訳付きとなっています。
スリー・ブラインド・マイスの10枚は、各3,360円(税込)。さらに、ジュエルケース仕様、SACD HYBRID、リマスター、解説付きとなっています。
忘れ去られてはならないこれらの名盤を蘇らせるのはあなたの一票! さっそく
サイトを訪れてみましょう。なお、復刻候補作はジャンルを問わず、今後もアップデートされていく予定です。