サイモン・ラトル(Simon Rattle)率いる
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のニュー・アルバム
『チャイコフスキー:くるみ割り人形』は、8月4日に日本先行リリースされて以来、5週連続でクラシックチャートのトップを飾って(9月13日現在)、大きな話題を呼んでいます。
そんな中、さらに注目の“ビジュアルコラボ”企画として、絵本付クラシックドラマCD『チャイコフスキー:くるみ割り人形』が11月17日に発売されることになりました! 豪華な絵本と『くるみ割り人形』のドラマCD(2枚組)をセットにしたものです。
ラトル&ベルリン・フィルの音楽の合間に、『くるみ割り人形』のストーリーがドラマ仕立てで挿入された2枚組のCD。ドイツ後期ロマン派を代表する幻想文学の奇才、E.T.A.ホフマンの原作に忠実に書かれた台本です。
このドラマでナレーター役を含む幅広い年代の13役の登場人物を演じるのは、“職人系”と称される人気声優の
石田彰と
釘宮理恵。石田は9役、釘宮は4役を演じ分けています。とくに、単一ストーリーの中での9役の演じ分けというのは、石田にとっても初のこと。
ブックレットには、国内外のゲーム・小説業界で人気の高いイラストレーター、鈴木康士を起用。24ページにわたるイラスト入りブックレットは、各ページに遊び心が満載で、子供から大人まで楽しめる、アート性の高い絵本のような仕上がりです。
世界最高峰の『くるみ割り人形』と、日本が誇るトップ声優によるドラマ、クオリティの高いイラストによる豪華絵本とのコラボレーション。まさに日本ならではの企画と言えるでしょう。
日本のみならず、アニメにも精通している世界中のジャパン・カルチャーのファンにも注目を浴びることになりそうです。
以下に鈴木康士、石田彰、釘宮理恵からのコメントをご紹介します。
■イラスト・鈴木康士氏
音楽、ドラマ、イラストの3つの要素がコラボレイトした新しい作品になっています。
それぞれの楽しみ方がありますので、皆様の興味あるところから入っていただけたら嬉しいです。
■声優・石田彰氏
クラシック作品の『くるみ割り人形』の物語を音声化するという普段演じる機会のないジャンルのお話をいただき、 自分がどこまでやれるだろう、どんなことが出来るだろうという自身に対する期待も持って挑ませていただきました。
『くるみ割り人形』という作品のタイトルを知らない人はいないでしょうし、曲を聴いたことがあるという方も大勢いらっしゃると思いますが、ストーリーはあやふや、という人も多いと思います。今までクラシックにあまり縁のなかった方も、この作品をクラシックへの入口の最初の一歩としていただければ、 ドラマのイメージを音楽が補完し、音楽の内容をドラマが補完する、という新しい聴き方をすることで、より楽しむことができるので、ぜひ手にとって聴いて頂きたいと思います。
■声優・釘宮理恵さん
子供のころから慣れ親しんでいる作品なので、お話を頂いた時は本当に嬉しくて、やってみたいなと強く思いお請けしました。
小さなお子さんから大人の方にまで幅広い年齢の方に楽しんでもらえる素敵な作品に仕上がっていると思います。
ドラマCDは原作にかなり忠実なストーリーですので、曲のイメージが更に広がると思いますし、イラストも本当に素晴らしくて、素敵な一体感が生まれていると思います。
私も完成したら、お友達にプレゼントしたいです。
このCDをきっかけに、原作の本を読んでみたり、実際にコンサートに行って曲を聴いてみたり、そこからまた世界が広がって行くような、本当に素敵な出会いになるといいなと思っています。
是非是非皆さん楽しんで聞いて下さい。
※11月17日発売
絵本付クラシックドラマCD『チャイコフスキー:くるみ割り人形』
(TOCE-56367 税込4,300円/2CD+豪華絵本)
音楽:サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(合唱:リベラ)
声の出演:石田彰、釘宮理恵
イラスト:鈴木康士