小柄でキュートなルックスと強烈な個性で我々を魅了するヴァイオリニスト、
パトリシア・コパチンスカヤ(Patricia Kopatchinskaja)のニュー・アルバム
『ラプソディア』(AVCL-25493 税込2,800円)が10月20日にリリースされます。
デビュー盤となった
ファジル・サイとの『スーパー・デュオ!』、ピリオド楽器に持ち替えて
フィリップ・ヘレヴェッヘと共演した『ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲』と、新作を出すたびに話題を呼ぶコパチンスカヤ。
来日公演時には裸足でステージに立ち、確かな技術に裏打ちされた自由奔放な演奏で日本の音楽ファンの心を鷲掴みにしました。
さて、ソロ第2作となる今回のアルバムは、高名なツィンバロン奏者である父親や、ヴァイオリニストの母親など、気心の知れた仲間との共演盤。
エネスコ、
リゲティ、クルターク、
ラヴェルなどの間に民族音楽が並ぶユニークなプログラムで、自らのルーツに近い東欧系の選曲となっています。
天使か、魔女か、巫女か、はたまた、異次元からの使者か……パトリシア・コパチンスカヤによる音楽の自画像。今年一番のぶっ飛び盤になる可能性大です。要チェック!