10月18日(月)名古屋国際会議場センチュリーホールにて、
MISIAが新曲「LIFE IN HARMONY」を約2,000人の前で披露しました!
MISIAは、2010年3月に国連COP10名誉大使に任命されて以降、特設サイト「SATOYAMA BASKET」(
http://www.satoyamabasket.net/)を軸に、COP10や生物多様性の広報活動を展開してきました。
国内外の視察や2010年9月のNYでの記者会見でも“歌”という文字を使って人と自然の共生に触れ、生物多様性への意識喚起に努めたり、自身のライヴ・ツアーでも生物多様性に関するメッセージの発信や、かざぐるまキャンペーンを実施するなど、その精力的な活動は、国連生物多様性(CBD)事務局からも高く評価されています。
今回、デイヴィッド・フォスターがプロデュースしたことでも話題となっている新曲「LIFE IN HARMONY」がCOP10オフィシャル・ソングに認定されたことで、前述のMISIAの活動にさらなる弾みがつくことが期待が高まる中、名古屋国際会議場センチュリーホールで行われたCOP10締結国政府出席者含む約2,000名の会議出席者の前で、MISIAが「LIFE IN HARMONY」を生バンド演奏でライヴ披露!
世界中が注目する国際会議であること、また広く世界中の人々にMISIAのメッセージを届けたいとの想いから、歌詞2番以降を全て英語で歌うというこの日だけのスペシャル・ヴァージョンで届けられた「LIFE IN HARMONY」、その模様はインターネットにより世界で同時に中継、MISIAの美しいハーモニーが世界中へと広がりました。
<MISIAからのメッセージ>
COP10名誉大使のMISIAです。
私は、今年3月にCOP10名誉大使に就任して以来、生物多様性に関連する様々な場所を訪れてきました。また、私の活動のあらゆる場面において、生物多様性の普及促進に努めてまいりました。その活動を通じて知ったことは、生物多様性が、私たちの生活すべてを支える基盤であるということです。
私は以前からアフリカの子どもの教育支援を行なっているのですが、この地は、生物多様性の損失が深刻な地域のひとつです。開発と近代化が進む中で、環境破壊により、それまでの伝統的な自然と共存する生活ができなくなってしまい、自給自足の生活が厳しくなってしまう現実があります。それにより、貧困層の人々は生活がさらに苦しくなっていることも知っています。生物多様性の損失は、あらゆる問題につながっているのだと思います。
日本に昔からある里山も同様に無くなっています。里山は、人間と動植物が共存し、人間が持続可能な形で自然利用を行ってきましたが、コミュニティの崩壊により、持続可能な利用ができなくなってきたということが大きな問題になっています。過疎化や高齢化により手入れが行き届かなくなり、里山が荒廃することで、生態系が変容してしまったのです。
開発による生物多様性の損失と持続可能な利用を維持できなくなったことによる生物多様性の損失。これらの損失は、結局すべて人間が引き起こしているものだと感じます。そして、問題解決のために、地域の人達自身がその地域を守るという気持ちが大切なのだと実感しました。
人間はあらゆる生物種と互いに依存し、時には反発し、競争しながら生きています。そのつながりこそが、私たちにとっての幸せにもつながるのだと思います。
国際生物多様性年である2010年は、その生物多様性を知り、何ができるのか考える、大きなチャンスの年です。COP10にご参加いただいておりますみなさま、国境や性別を超えて、専門や経験に基づいた知識と意識を御活用いただき、このCOP10を機会に、この世界をより良い方向に変えてください。
このCOP10を機会に、一人でも多くの方々に生物多様性について知っていただき、お集まりの皆様ともにアクションを起こしていけばと願っています。
生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)名誉大使MISIA