ニュース

ピンク・レディーが30年ぶりに代表曲を再レコーディング!

ピンク・レディー   2010/11/12 14:04掲載
はてなブックマークに追加
 2010年9月1日、解散宣言からジャスト30年目に「解散やめ!」を宣言するとともに、新作のレコーディング開始を発表していたピンク・レディーのニュー・アルバムの全貌がついに明らかになりました。

 12月1日発売になるニュー・アルバム『INNOVATION(イノベーション)』は、なんとピンク・レディーのヒット曲の数々が、バックの演奏は当時のマスターテープをそのまま使用し、ヴォーカルだけ新たに録り直したという作品。まさに、誰もが知る数々の名曲が、大人の女性になった2人によって、新しく生まれ変わりました。さらに、特筆すべきは、選曲、ヴォーカル録りのディレクション、収録テイクの選定など、すべてミイとケイの2人によるセルフ・プロデュースで行なわれています。

 大人の女性となったミイとケイが歌う「S・O・S」「渚のシンドバッド」「モンスター」「OH!」などは、より深い魅力を備えているし、「ペッパー警部」「カルメン'77」「サウスポー」「透明人間」などの2人のハーモニーは、その言葉通り、オリジナルとはひと味違ったものになっています。また、「ウォンテッド(指名手配)」のおなじみのセリフも、さらにキレのいいものになっているので要チェック。

 ちなみに、アルバム冒頭を飾る「Kiss In The Dark」は、全米トップ40入りした彼女たちの世界デビュー曲ですが、オリジナルとはテンポを変えて歌われています。これは、オリジナルの方が元の演奏のテープ・スピードを速めて収録されていたからとのことで、今回のヴァージョンは、現在の2人の歌声にピタリとはまり、本作を代表するキラー・チューンとなりました。

 彼女たちの新しい要素と昔ながらの良さが絶妙に融合されたこのアルバムの『INNOVATION(イノベーション)』というタイトルは、“改新”という意味。解散後も、お互いに歌手として、さらなる進化を続けてきたミイとケイの2人によるピンク・レディーの再始動に、ぜひご注目を。


<ケイからのコメント]
「ピンク・レディーとしての声というか、この響きがいいとか、二人の全く異なる声質が混ざり合い、共鳴しあう部分は、私たちがいちばんよくわかっているから、自分たちでプロデュースしました」(ケイ)

<ミイからのコメント>
「今回コーラス・アレンジをさせていただいたんですけど、オリジナルにはなかった部分も増やしているので、ピンク・レディーはコーラス・デュオなんだというところを、もっとみなさんに知っていただきたいな、という思いもあります」(ミイ)



※12月1日発売
ピンク・レディー『INNOVATION』
(VICL-70079〜80 税込3,500円 / SHM-CD)

[DISC.1]
01. Kiss In The Dark (Michael Lloyd / 編曲:John D'Andrea) *オリジナル1979/9/5発売 (全米1979/5/1発売)
02. 乾杯お嬢さん (作詞:阿久 悠 / 作・編曲:都倉俊一) *オリジナル1976/8/25発売 (「ペッパー警部」SIDE B)
03. モンスター (作詞:阿久 悠 / 作・編曲:都倉俊一) *オリジナル1978/6/25発売
04. 渚のシンドバッド (作詞:阿久 悠 / 作・編曲:都倉俊一) *オリジナル1977/6/10発売
05. BY MYSELF (作詞:三浦徳子 / 作・編曲:川口 真) *オリジナル1980/9/21発売 (「うたかた」SIDE B)
06. 恋はかけひき (作詞:中本恵子 [補作詩:伊藤アキラ] / 作・編曲:川口 真) *オリジナル1981/3/21発売 (アルバム『PINK LADY』)
07. S・O・S (作詞:阿久 悠 / 作・編曲:都倉俊一) *オリジナル1976/11/25発売
08. ウォンテッド(指名手配) (作詞:阿久 悠 / 作・編曲:都倉俊一) *オリジナル1977/9/5発売
09. ミラノ・ローズ (作詞:三浦徳子 / 作・編曲:川口 真) *オリジナル1981/3/21発売 (アルバム『PINK LADY』)
10. ペッパー警部 (作詞:阿久 悠 / 作・編曲:都倉俊一) *オリジナル1976/8/25発売
11. 事件が起きたらベルが鳴る (作詞:阿久 悠 / 作・編曲:都倉俊一) *オリジナル1979/3/9発売 (「ジパング」SIDE B)
12. カルメン'77 (作詞:阿久 悠 / 作・編曲:都倉俊一) *オリジナル1977/3/10発売
13. 希望への旋律 (作詞:片桐和子 / 作・編曲:川口 真) *オリジナル1981/3/21発売 (アルバム『PINK LADY』)
14. サウスポー (作詞:阿久 悠 / 作・編曲:都倉俊一) *オリジナル1978/3/25発売
15. 透明人間 (作詞:阿久 悠 / 作・編曲:都倉俊一) *オリジナル1978/9/5発売
16. Body & Soul (作詞:康 珍化 / 作曲:穂口雄右 / 編曲:松原正樹) *オリジナル1981/3/21発売 (アルバム『PINK LADY』)
17. カメレオン・アーミー (作詞:阿久 悠 / 作・編曲:都倉俊一) *オリジナル1978/12/5発売
18. OH! (作詞:阿久 悠 / 作曲:都倉俊一 / 編曲:井上 鑑) *オリジナル1981/3/5発売
19. DO YOUR BEST (作詞:伊達 歩 / 作曲:都倉俊一 / 編曲:井上 鑑) *オリジナル1979/12/5発売
20. ジパング (作詞:阿久 悠 / 作・編曲:都倉俊一) *オリジナル1979/3/9発売


[DISC2]BONUS CD

[2mix Stereo Masters]
01. マンデー・モナリザ・クラブ (作詞:阿久 悠 / 作曲:都倉俊一 / 編曲:C.Merriam) *オリジナル1979/9/9発売
02. 星から来た二人 (作詞:阿久 悠 / 作曲:都倉俊一 / 編曲:萩田光雄) *オリジナル1978/11/5発売 (同名アルバム)
03. UFO (作詞:阿久 悠 / 作・編曲:都倉俊一) *オリジナル1977/12/5発売

[Cover Songs]
04. リメンバー(フェーム) (Michael Gore - Dean Pitchford / 日本語詞:なかにし礼 / 編曲:梅垣達志) *オリジナル1980/12/5発売
05. ピンク・タイフーン(In The Navy)
(Jacques Morali - Henri Belolo - Victor Willis / 日本語詞:岡田冨美子 / 編曲:大浜和史) *オリジナル1979/5/1発売
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 中国のプログレッシヴ・メタル・バンド 精神幻象(Mentism)、日本デビュー盤[インタビュー] シネマティックな115分のマインドトリップ 井出靖のリミックス・アルバム
[インタビュー] 人気ピアノYouTuberふたりによる ピアノ女子対談! 朝香智子×kiki ピアノ[インタビュー] ジャック・アントノフ   テイラー・スウィフト、サブリナ・カーペンターらを手がける人気プロデューサーに訊く
[インタビュー] 松井秀太郎  トランペットで歌うニューヨーク録音のアルバムが完成! 2025年にはホール・ツアーも[インタビュー] 90年代愛がとまらない! 平成リバイバルアーティストTnaka×短冊CD専門DJディスク百合おん
[インタビュー] ろう者の両親と、コーダの一人息子— 呉美保監督×吉沢亮のタッグによる “普遍的な家族の物語”[インタビュー] 田中彩子  デビュー10周年を迎え「これまでの私のベスト」な選曲のリサイタルを開催
[インタビュー] 宮本笑里  “ヴァイオリンで愛を奏でる”11年ぶりのベスト・アルバムを発表[インタビュー] YOYOKA    世界が注目する14歳のドラマーが語る、アメリカでの音楽活動と「Layfic Tone®」のヘッドフォン
[インタビュー] 松尾清憲 ソロ・デビュー40周年 めくるめくポップ・ワールド全開の新作[インタビュー] AATA  過去と現在の自分を全肯定してあげたい 10年間の集大成となる自信の一枚が完成
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015