ポップ・ミュージックの神様
バート・バカラックや
エルトン・ジョンらに絶賛され、今、イギリスで最も注目を集めている女性シンガー、
ルーマー(Rumer)が3月9日にデビュー・アルバム『シーズンズ・オブ・マイ・ソウル』の
国内盤をリリースします。そして、その発売週に初来日を果たし、一夜限りのプレミアム・ライヴを行なうことが発表されました。
2010年の11月1日にイギリスで発売になったルーマーのアルバム『シーズンズ・オブ・マイ・ソウル』は、すでに本国で40万枚のセールスを突破し、プラチナ・ディスクを獲得、現在でもチャートのトップ10にランクするロングラン・ヒットとなっています。日本でも輸入盤が話題となり、すでに約5,000枚ものセールスを記録中。
そんな中、1月13日にノミネーションが発表されたイギリス最大の音楽賞、ブリット・アワード 2011では、「最優秀新人賞」「最優秀ブリティッシュ女性アーティスト賞」の2部門にノミネートされました(授賞式は現地英国時間2月15日)。
31歳でデビューを果たした遅咲きの新人ルーマーは、父親の仕事の関係で赴任していたパキスタンで7人兄妹の末っ子として誕生。イギリスに帰国後、実の父は、なんと家族が雇っていたパキスタン人のコックであった事が発覚。そして彼女が11歳の時に両親が離婚。数年後、彼女がインディーズ・バンド、ラ・ホンダで歌っていた頃には、母が乳がんと診断され、母親の面倒を見ながら、ゴミ収集所に置かれたヴァンに暮らし、資格がないにもかかわらず地域の大学で演劇を教えたりして生計を立てていたとのこと。2003年に母親が死去した後も、皿洗いやポップコーン売りなどあらゆる仕事をこなしながら、ロンドンのどん底の生活の中で地道に音楽活動を続け、ついにデビューを掴みました。
そんな彼女の音楽を、イギリスのメディアは大絶賛。メジャー紙の『ザ・ガーディアン』紙も「ルーマーの歌声はカレン・カーペンターやキャロル・キングを彷彿とさせる“無垢な歌声”だ」と手放しで褒めています。さらに、ポップ・ミュージックの神様といえるバート・バカラックは、「自分の曲で歌ってほしい」とカリフォルニアまで、わざわざ彼女を呼ぶほどの溺愛ぶり。バカラックはその後、5年ぶりとなる新曲を彼女のために提供しました。そして、“シンガーが無駄な飾りやディーヴァ・トリックを使わずに素直に歌うのは素晴らしい! ルーマーは聴く人に何かを届けられるシンガーだ”とコメントしています。
また、エルトン・ジョンもルーマーを自らのステージに招くなど絶賛しており、“最近のイギリスは、素晴らしい声を持つシンガーを沢山輩出しているよね。アデル、ダフィー、エイミー・ワインハウス。そして、今回はルーマーだ。そういう人は、滅多に出ない。そんな中、ルーマーのような素晴らしくて美しい声の持ち主が現れたんだ。彼女はビッグ・スターになるよ”とコメントしています。
日本でも、今後大きな注目を浴びるだろうルーマー。プレミアム・ライヴの会場やチケットの購入方法に関しては、追ってアナウンスされる予定。ルーマーの動向に注目しましょう!
※3月9日発売
ルーマー
『シーズンズ・オブ・マイ・ソウル(初回限定バリュー・プライス盤)』(WPCR-13994 税込2,180円)
[収録曲]
01.アム・アイ・フォーギヴン
02.カム・トゥ・ミー・ハイ
03.スロー
04.テイク・ミー・アズ・アイ・アム
05.アレサ
06.セイヴィング・グレイス
07.サンクフル
08.ヒーラー
09.ブラックバード
10.オン・マイ・ウェイ・ホーム
11.グッドバイ・ガール(デヴィッド・ゲイツのカヴァー)
12.アルフィー(バート・バカラックのカヴァー)*
13.君に想いを*
14.カム・サタデー・モーニング*
*Bonus Track(14曲目は日本盤のみのボーナス・トラック)