2005年に惜しまれつつ解散したフィンランド産ゴシック
SENTENCED(センテンスト)。そのギタリスト、Sami Lopakka率いる(鍵盤奏者Sami Kukkohoviもサポート・ギタリストとして参加)ドゥーム・メタル・バンドКУРСК(英KYPCK)が、2008年の1stアルバム
『Чорно』(英『Cherno』)以来約3年ぶりとなる待望のニュー・アルバム
『Ниже』(英『Nizhe』)をリリース! Yellow House recordingsより2月9日発売予定。
後期SENTENCEDのノーザン・ムードを継承しながらさらに重心を低くした激重モダン・ドゥームに、オール・ロシア語の歌詞が載るKYPCK。2000年に沈没事故が起きたオスカーII型潜水艦・K-141クルスクからバンド名が命名されていることからもわかるように、ロシア〜ソビエト連邦の歴史と戦争を歌うウォー・メタル。同じくロシアン・テイストを持つ
TYPE O NEGATIVE(タイプ・オー・ネガティヴ)に近い部分はありますが、NYのアーバン・ダーク滲むTONに対し、KYPCKは鉄のカーテン感満載。全体を覆う雰囲気はどちらかと言えば
BOLT THROWER(ボルト・スロワー)や
HAIL OF BULLETS(ヘイル・オブ・ブレッツ)寄りのウォー・メタルで、冷戦ドゥームと呼びたくなります。
Sami Lopakkaのカラシニコフ型ギターや、ガスマスクのマーチャンダイズなど、おまけ要素も冷戦ムード満点のかなりキたものばかり。オフィシャル・サイト「
Ground Zero」も雰囲気たっぷりなので要チェックです!