世界的指揮者・
小澤征爾が病気療養から復活を果たした、ニューヨークのカーネギー・ホール公演のライヴ音源CD
『奇蹟のニューヨーク・ライヴ』が先月26日に発売され、東京・山野楽器銀座本店では開店前からCDを買い求める客が集まり、長蛇の行列となったのは、記憶に新しいところ。
その『奇蹟のニューヨーク・ライヴ』、オリコン・ウィークリー・チャートでは初登場14位を記録(2月7日付)。小澤征爾関連作のTOP20入りは、2002年に小澤征爾&サイトウ・キネン・オーケストラ『ベートーヴェン交響曲第九番ニ短調《歓喜の歌》』が9位を記録して以来、8年2ヵ月ぶりとのこと。
本格復帰を果たし、好調なCDの売れ行きを見せた矢先、先月27日には腰痛のリハビリのため、3月の全公演中止が発表となった小澤征爾。発売時から先月31日まで、銀座山野楽器本店で設置された“世界のオザワへメッセージを贈ろう”と題したメッセージ・ボードには、当初「いつも感動をありがとう」「カーネギー・ホールの演奏をニュースで見て元気をもらいました」「世界のオザワは永遠に不滅です」「いつも素晴らしい音楽をありがとうございます」という感動を伝えるメッセージが目立っていましたが、全公演中止発表後には、「無理をせずに治して下さい」「一日でも早く良くなりますように」などの温かい励ましのメッセージが多く寄せられました。
設置されたメッセージ・ボードには、約200通の手書きメッセージが寄せられ、CDの発売元であるユニバーサルミュージックではその反響に応え、
レーベル・サイトにて急遽、「小澤征爾氏への応援メッセージ募集中!」と題し、ハガキの投函による応援メッセージ・カードを募集。2月3日現在、150通を超えるメッセージが全国から寄せられているとのこと。ユニバーサルミュージックの担当者は「全国から寄せられた温かいメッセージを、なるべく早く小澤さんに伝えて、リハビリの励みにして頂ければ」と語っています。