サエキけんぞう 2011/02/09掲載(Last Update:11/02/10 14:13)
昨年末に00年代の洋楽ロック・シーンの魅力をまとめたアーティスト&ディスク・ガイド本、Cookie Scene Essential Guide『POP & ALTERNATIVE '00s 21世紀ロックへの招待』を発売したクッキーシーン。その主宰者である伊藤英嗣と、かねてから親交があったというミュージシャン/プロデューサーの
サエキけんぞうによるトーク・イべント<サエキけんぞう×クッキーシーン presents 洋楽トーク>が行なわれました。
<サエキけんぞう×クッキーシーン presents 洋楽トーク>は、伊藤英嗣とサエキけんぞうを司会に、さまざまなアーティストや評論家が見る“洋楽”の魅力や面白さ、つまらなさや疑問点などを、ざっくばらんに語っていこうというトーク・イベント。2月8日、阿佐ヶ谷の-Asagaya / Loft Aにて開催された第1回は、
MONOBRIGHTの桃野陽介と、元
BEAT CRUSADERSで昨年末にMONOBRIGHTに電撃加入したヒダカトオルがゲストとして登壇し、USTREAMでの生中継も行なわれました。
アークティック・モンキーズや
MGMT、
ベル・アンド・セバスチャン、
アーケイド・ファイアなど、先述のムックCookie Scene Essential Guide『POP & ALTERNATIVE '00s 21世紀ロックへの招待』に掲載された10アーティストの楽曲を聴きながら、それらのアーティストの分析・解説を入れていくはずだった本イベントですが、開始早々に司会のサエキけんぞう自ら「テレビじゃないから大丈夫!」と本題から逸れた危険すぎるトークを連発! 早くも会場は爆笑の嵐に。それに応じつつも、見事に本題へと話題を移していくヒダカトオルの巧みな進行術に助けられながら、要所要所で“ご意見番”伊藤英嗣が池上彰よりわかりやすい解説を披露。エロの話と暗い話しかしていないことがバレ、一時は好感度が急落した桃野陽介は、後半になると唯一の20代として若者から見る洋楽観を語り、時には伊藤英嗣を唸らせる鋭い指摘を展開。最後には、会場とUSTREAMの視聴者に「洋楽・邦楽の壁がなくなってきている時代。以前より洋楽への入り口は広くなっているから、今まで洋楽に興味がなかったという人も気軽に聞いてみてほしい」とメッセージを送りました。
USTREAM中継を終了させた後は、待ってましたとばかりに、更なる危険トークを炸裂させた4人! さすがに会場が引き始めたところで無事に幕を閉じました。
MONOBRIGHTは、ヒダカトオル加入第1弾作品
『淫ビテーションe.p.』が絶賛発売中。ヒダカトオルは、3月にソロ名義で初の単独公演(弾き語り篇とバンド篇!)を行なう予定。サエキけんぞうは、所属した伝説のニューウェイヴ・バンド、ハルメンズのボーナス・トラック付リイシュー盤
『ハルメンズの近代体操+8』、
『ハルメンズの20世紀+8』、
初音ミクによるハルメンズのカヴァー・アルバム
『初音ミク sings ハルメンズ』が発売中となっています。ある意味、洋楽への入り口に最適なこちらの作品も要チェックです!