第53回グラミー賞が2月13日に発表され、ピアニストの
内田光子が
クリーヴランド管弦楽団を弾き振りしたアルバム
『モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番・第24番』(UCCD-1277)で、最優秀インストゥルメンタル・ソリスト演奏賞を受賞!
この受賞に対し、内田本人からコメントが届きました。
「この度のグラミー賞受賞を大変嬉しく思っております。何故なら、クリーヴランド管弦楽団とのモーツァルト・シリーズの最初の録音に対してだからです。私は彼らと長く一緒に仕事をしてきましたので、この受賞は私にとって特別な喜びです」 幼いころよりウィーンで暮らし、1963年ウィーンでのデビュー・リサイタル以来、ヨーロッパで活躍してきたピアニスト、内田光子。1980年代には
モーツァルトのピアノ・ソナタ連続演奏会や主要ピアノ作品の録音などで一世を風靡し、モーツァルト弾きとしての名声を確実なものにしました。
その後、
ベートーヴェン、
シューベルトといったモーツァルトからの流れを受け継いだ作曲家の作品を採り上げる一方、
ベルク、
シェーンベルクから現代音楽まで、幅広いレパートリーを演奏し、世界中の聴衆を魅了してきました。
2009年には、イギリス政府から日本人初となる大英帝国勲章“デイム”の称号を授与されています。
(C)Decca/Marco Borggreve