2月13日(現地時間)に開催された第53回グラミー賞にて見事“最優秀新人賞”を受賞し、一躍世界中の注目を集めている女性ジャズ・ベーシスト&ヴォーカリストの
エスペランサ(Esperanza Spalding)が、グラミー受賞直後に来日。現在、南青山のブルーノート東京で来日公演を開催中(2月16日〜19日)。
エスペランサは、オレゴン州ポートランド出身の26歳。名門バークリー音楽大学を卒業し、現在同大学の最年少講師も務める才媛。その魅力は、小柄でキュートなルックスと大きなアフロ・ヘアで、ウッドベースを弾きながら歌うインパクト抜群のパフォーマンス。オバマ大統領もエスペランサのファンとして知られ、これまで大統領の招きでホワイトハウスで演奏したり、2009年12月にノルウェーのオスロで開催されたノーベル賞授賞式とノーベル平和賞コンサートでもパフォーマンスを行なっています。2010年9月のジャズ・フェスティヴァル<東京ジャズ>出演以来、今回が3度目の来日となる。
グラミー受賞の影響を受け、連日ブルーノート東京は立ち見が出るほどの満員大盛況。昨日の1stショウでは、ヴァイオリンやチェロなどの弦楽器を含む自身のバンドを従えて、最新アルバム
『チェンバー・ミュージック・ソサイエティ』から、「リトル・フライ」「善悪の知識」「ウィンター・サン」など9曲を披露。観客からは「グラミー受賞おめでとう!」との声援が上がるなど、大いに盛り上がりました。また、アメリカの有名テレビ局からもカメラ・クルーが取材に来るなど、注目度の高さがうかがえました。今回の来日公演に関してエスペランサは、「名誉あるグラミー受賞の直後に、大好きな日本でライヴができてとても嬉しいです。観客の皆さんが楽しんでくれることを心から期待しています」と語っています。
ブルーノート東京公演は明日19日(土)まで開催。その後はアメリカに戻り、25日(木)の故郷オレゴン州ポートランド公演を皮切りに、短期間のアメリカ・ツアーを行なう予定です。