2002/12/17掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
“ニルヴァーナ以来の衝撃!”なんてキャッチコピーがかすむぐらいの大きな衝撃だった“アット・ザ・ドライヴ・イン”。どこまで計算されているのか分からないぐらい、激しい起伏を誇る感動の大波小波。サマーソニック'00を含めて過去3回の来日公演でも、他を超越したハイ・テンション/ハイ・グルーヴ!! “エモーショナル”としか言いようの無い、常軌を逸した凄まじさに思わず乾杯。もちろん、今は無き“GRAND ROYAL”からリリースされた『Relationship of Command』は最高傑作に間違いは無く!・・・・・・だったんですが、無期限の活動休止宣言。そして解散へと至ってしまったんですね・・・・・・。別に髪型が違うからって解散したわけではないでしょうが、見事、アフロ組(Cedric Bixler(vo)、Omar Rodriguez(g))と普通組(Tony Hajjar(d)、Paul Hinojos(b)、Jim Ward(g,key))に分裂。アフロ組は、ATDIの頃から活動していたDUBユニット“デ・ファクト”/マーズ・ヴォルタ”の2つで活動を行なっていくことになり、普通組は、よりストレートな音にこだわった“スパルタ”を結成。THE MARS VOLTAは『Tremulant E.P.』(写真)を今年リリース、SPARTAも『Austere E.P.』に続いて1stアルバム『Wiretap Scars』リリース。どちらも来日公演を行なうなど、別れても負けず劣らずの健在ぶりを披露してくれています。
そんな過去を振り返ったところで、本日の焦点はアフロ組の“THE MARS VOLTA”。以前にもこのニュースでお伝えしたように、
ヘンリー・ロリンズが主催したトリビュート・アルバム『RISE ABOVE』にヴォーカルとしてアフロ両人が参加、オリジナル・メンバーEva Gardner(b)が脱退、2003年の3月には
レッド・ホット・チリ・ペッパーズのヨーロッパ・ツアーに参加、・・・とバンド内外問わず、ちょこちょこ話題になりつつも、肝心のフル・アルバムについては一向に話が出てこなかった今年一年。今ごろになって、ようやくリリース情報が。最近では
オーディオスレイヴも手掛けたリック・ルービンと制作されているようで、しかも“
Universal Records”へ移籍! メジャー・デビュー・アルバムとなる模様。日程は来年の4月! フリー(RHCP)がベースで参加! 夢のたくさん詰まったアフロで、良いもん出してくれるはず!! 期待特大。