88年にアルバム
『ナッシングス・ショッキング』でメジャー・デビューし、一大ロック・フェスとなった<ロラパルーザ>を主催するなど、90年代のオルタナ・ロック・シーンの礎を築いた
ジェーンズ・アディクション(Jane's Addiction)が、8年ぶり4枚目となるオリジナル・アルバム『THE GREAT ESCAPE ARTIST』を発表することが明らかになりました。リリースは8月を予定。そして、先日アルバムからの新曲「End To The Lies」がiTunesをはじめPCサイトでの配信が始まりました。
これまで解散・再結成を繰り返し、2003年に12年ぶりのアルバム
『ストレイズ』を発表した後、元
ガンズ・アンド・ローゼズの
ダフ・マッケイガンも参加して新作を制作しているというニュースもありましたが、今回ようやくの新曲発表に(ダフはその後バンドを離れている)。
本作には、モロッコのリフ山脈に住むイスラム教の一派の呪術儀式的音楽集団“The Master Musicians of Joujouka”が参加。同集団は故
ブライアン・ジョーンズがその音楽に魅了され、71年にリリースした
『Pipes of Pan at Jajouka』を共に作ったことでも有名ですが、彼らをアルバムに迎えた理由をヴォーカルのペリー・ファレルは「儀式的なアクセントを追加したかった。通常の楽器や音楽を越えたような深い何かを。そう、いわゆるロックバンドがよく出すような音ではなくね。それに、“嘘”に魔法をかけた音楽にしたかったんだよ」と語っています。
また、プロデューサーには、
ミューズや
インターポール、
フランツ・フェルディナンドのプロデューサーとしても有名なRich Costeyをプロデューサー/ベーシストとして迎え、現在もLAにてレコーディングを続けているそうです。
すでに夏にUKでのReading FestivalやLeeds Festivalへの出演は決定しており、今後まだフェスへの出演の可能性もあるとのこと。2002年のFUJI ROCK以来となる来日公演にも期待が高まります!