ミュージシャンとしてはもちろん、DJ、プロデューサー、リミキサーとしても名高い野崎良太が率いる、定型を持たない自由なミュージック・プロジェクトJazztronik。

　セレクトショップTOMMOROWLANDとのコラボアルバム『Bon Voyage!』のリリース、数々のテレビ・ドラマや映画『死刑台のエレベーター』の音楽担当（映画主題歌「ベッドタイムストーリー」は、YUKIの初フィーチャリング参加作品）、またここ最近はLEXUSの新ハイブリッド車「CT200h」のイメージキャラクターを務めたり、NHK「サタデースポーツ」「サンデース ポーツ」のテーマ曲を提供したりなど、クラブミュージックの枠に収まらないその活躍の幅はますます広がっています。

　そんなJazztronikがオリジナル作品としては前作『JTK』から約2年半ぶりとなる、フルアルバム作品『Dig Dig Dig』（PCCA-03414　税込2,800円）を6月8日（水）にリリースします。今作は、“踊る”をテーマに野崎良太がこれまで好んできたダンス・ミュージックをあらためて掘り返してみよう（＝Dig）というところからその制作が始まりました。一言で“踊る”といっても、そこは野崎良太。ファンク、ダンス、ディスコ、アシッド・ジャズから、アフロ、テ クノやヒップホップ的なものまで、収録されている楽曲のヴァリエーションはじつに多彩なものとなりました。

　さらに各楽曲にフィーチャーされたヴォーカリスト陣も、これまた超がつく魅力的な方たちばかり。JAY'ED、Maia Hirasawa、giovancaらの最旬アーティストたちとのコラボには、否が応にも期待が高まります。加えてAISHA、Eliana、Tommy Blaizeらの実力派、Jazztronik作品ではお馴染みの有坂美香や上述のYUKIなどが、それぞれの楽曲でまさに“これしかない”ヴォーカルを聴かせています。それぞれの作品との聴き比べも面白いかもしれません。アルバム発売後には久々の全国ツアーも予定されているというJazztronik。今夏を盛り上げてくれそうな『Dig Dig Dig』、お楽しみに!