5月15日、「ニコニコ生放送」の番組『小室みつ子のGet Wild』に
小室哲哉がゲストとして出演! 22年ぶりとなるソロ・アルバム
『Digitalian is eating breakfast 2』を紹介したほか、トークでは作曲の方法論や今後のCDのあり方、さらに
マイケル・ジャクソンとのエピソードなど興味深い話題が次々と飛び出しました!
また、番組後半にはMCの
小室みつ子とセッションを行ない、番組タイトルにもなっている「Get Wild」では“作詞家と作曲家”のコンビによる演奏という貴重なコラボが実現! 予想外のトラブルが発生して演奏をやり直すなど、生放送ならではのドタバタした展開もありつつ、最後まで視聴者を釘付けに!
「ニコニコ生放送」で放送されている番組『小室みつ子のGet Wild』は、シンガー・ソングライターで作詞家である小室みつ子が、ひろゆきと共にMCをつとめる音楽番組。毎回、小室みつ子と親交の深いミュージシャンをゲストに招き、フリーダムにトークを繰り広げています。
そして今回のゲストは、言わずと知れた大ヒットメイカーの小室哲哉。これまでに“作曲:小室哲哉 / 作詞:小室みつ子”で制作された作品はなんと56曲にも上るという名コンビが共演!
番組がスタートすると、まずは小室哲哉にとって22年ぶりとなるソロ・アルバム『Digitalian is eating breakfast 2』の話題へ。小室は「10代、20代、30代の全部の世代をつないで、20世紀と21世紀の架け橋になるようなものを作った。20世紀を引きずりつつも、21世紀を感じられるアルバムになっている」と解説し、さらに「20世紀の作曲は、小さい窓から通り過ぎる音を見ながら作っていく感覚。今は全体の経過を見ながら作っていくから、絵画的だし視覚的にも音楽を感じられる。これが21世紀的な作曲」と作曲方法の変化について熱く語る。
また小室は、「ニコニコ動画」で活躍中の若手作曲家と自身の違いについて、「僕と今の世代の打ち込み方ってぜんぜん違うんです。今は音楽もすぐコピーペーストができる時代だから、たとえばAメロからBメロに移る際のプロセスをしない人も多い。僕は打ち込みといっても自分で弾いているし、新しい機材を使ってはいるけど作曲方法としては古いのかも」と言及。また自身の作曲テクニックについて「まずイントロ、それからAメロ、Bメロと一つずつ作っていく。イントロの音さえ決まれば後は早いです」とのこと。
さらに今後のアーティストやCDのあり方について質問を受けた小室は、「物理的なCDショップは減っているけど、ネットには音楽ストアはどんどん増えている。これからパッケージとしてのCDは、大量生産するのではなく、マーチャンダイジングになっていくと思う。イベントの記念品を取っておくように、パッケージとしてのCDもそうやって価値を高めていくべきだし、自分のアイデンティティや嗜好を見せるためのものとして残っていくんじゃないか」と持論を展開しました。
さらに視聴者からマイケル・ジャクソンとのエピソードについて尋ねられた小室は、「僕をゲストにして一つ番組を作った方がいいくらい(たくさんのエピソードがある)」と笑顔を見せ、「ネバーランドに入るとき、“ここで経験したものはすべて夢です”という書類にサインをさせられる。マイケル・ジャクソンとはネバーランド内の映画館の中で待ち合わせをしたんだけど、大人はいなくてスタッフはみんな子どもなんです」と驚きのエピソードを明らかに!
そして番組後半では、小室哲哉と小室みつ子による豪華かつ貴重なセッションが実施。まずは小室哲哉が一人で「Seven Days War」を演奏、さらに「carry on.」「Music Survives」をセッション。盛り上がりが最高潮に達したところで、いよいよ番組タイトルにもある「Get Wild」の生演奏がスタート! これに小室哲哉は「リズムなしでこの曲に挑戦するのはアドベンチャーですよ(笑)」とおどけつつも、アドリブ・アレンジなどを加えながらさすがのテクニックを見せつけて弾ききった。……ところがここで、小室みつ子のヴォーカルにリバーブがかかっていなかったという生放送ならではのトラブルが発覚! 視聴者からのアンコール・コメントに応えて、小室哲哉は「もう一回やりましょうよ」と提案し再セッションするなど、最後までニコ生らしい自由度の高い放送となりました!