今年で3回目となる、
ミドリカワ書房恒例の“梅雨フェス”<MIDOFES 2011>が6月26日(日)大阪umeda AKASOで大盛況のうちに幕を下ろしました。今年は初の試みとして、東京・大阪の2ヵ所で開催され、両日ともソールドアウト! 大入満員の中、伝説の茶番が東西で繰り広げられた模様!
東京公演の前説は「赤坂しゃかしゅ」で有名な、元ハムの
諸見里大介が担当。登壇して普通に注意事項を読み上げるだけ笑いを取るという奇跡の滑舌の悪さを披露し、会場を暖める。
一方の大阪公演の前説は
ガリガリガリクソンがつとめ、自己紹介代わりに持ちギャグを連発した後、「秘密のへんけんSHOW」というフリップ芸をやり、最後はヘソでペットボトルを開ける技まで披露!
前説終了後、ダークなSEと青みがかった幻想的な照明の中、トップバッターとして登場したのは“伸として梅雨”。圧巻のライティングの中、「恋に生きる人」「続・それぞれに真実がある」の2曲を演奏し、ロック・バンドらしく風のようにステージを去っていく。
2組目はこのフェス常連“浜田伸吾”。赤いバンダナ、ティアドロップのグラサン、袖を切ったジージャンという正装で登場した浜伸(はましん)が1曲目に披露したのは、“浜田省吾”の「MONEY」。なぜここでコピーを? などという無粋な勘ぐりをはさむ間もなく、東京公演では思わず「NEW STYLE WAR」と間違えそうになる「ドライブ」を、大阪公演では「I am a mother」でオーディエンスを“浜伸”ワールドに染め上げました。
続いて登場したのは、ダブルのライダース姿がそっくり……もとい、似合いすぎの3組目“緑心ブラザーズ”の“YO-SHING”。一聴すると曲タイトルの頭になぜだか「拝啓」とつけたくなってしまう「自信があるんです」と、彼の代表曲「私の恋愛」の2曲で観客を魅了!
そして4組目は“ミドチル”の略称で御馴染みの“Mid Children(ミッドチルドレン)”。スタイリストが吉祥寺のギャル男系のショップで買ってきた鮮やかなピンクのシャツを身にまとい颯爽と登場した“ミドチル”は、「シーソーゲーム」風の「雄と雌の日々」、「Tomorrow Never Knows」的な「私には星が見える」を熱唱。
5組目は東京と大阪で異なるアーティストが登場。東京はダンディな口ひげがトレードマークの“谷村伸一”。1曲目に「いい日旅立ち〜三都物語〜」調の「保健室の先生」を、2曲には愛が地球を救いそうな「春よ来るな」を演奏し、オーディエンスの心に黄色いTシャツを着せて堂々とステージを後に。
一方の大阪の5組目は“緑原敬之”。ハンチングにアゴひげ、キーボードを弾きながら「頑張るな」と「愛なるは」を演奏し、オーディエンスから喝采を浴びました!
6組目は“ミ・ドリフターズ”。土曜8:00にTVの前に集合していた世代ならば100%欲しくなるあのハッピを着たメンバーがメドレーを披露。客席を昭和にタイムスリップさせた後、名曲「盆回り」と共にステージ上を右往左往しながら退場。
そして7組目、大トリはミドリカワ書房! 7月13日に発売されるアルバム『愛にのぼせろ』収録の新曲「君は僕のものだった」と、これまでの彼の代表曲合計7曲を演奏し、トリらしい堂々としたパフォーマンスで本編は終了。
アンコールの声援に応えて再びミドリカワ書房が登壇し、本人の口から衝撃の事実が発表……「今日のイベント、たくさんの出演者がいましたが、あれ、全部僕一人でやってました」! 3年・4公演連続の衝撃(?)の事実を発表すると、客席からはTVのバラエティ慣れした「え〜!?」というお約束のレスポンスが! オチもきれいに決まった後、アンコールとして
GOING UNDER GROUNDとコラボした新曲「また明日」「笑って俺についてこい」へ。
なお、前説の吉本勢だけでなく、ミドリカワの転換 / 着替えのつなぎとして、昨年同様、東京・大阪ともにレジデントDJの
茂木淳一による「ウィークエンドは生乾き」というRADIO風プログラムも実施。
最後は“本当は京都の磔磔で同じ日にあったサンボマスターのライブに行きたかった”ガリガリガリクソンと、“ミドリカワ書房の全部一人でした発言を受け、どうりで楽屋が空いていると思った、と最後まで茶番に乗っかる”茂木淳一、そしてミドリカワ書房の3人が登壇、アイドルよろしく“お楽しみ撮影会”を開催! 撮影終了後、「3, 2, 1, ミドシン!」で3回目の梅雨フェスは大団円を迎えました!