2003/02/04掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
ポップ・ミュージック史における最重要プロデューサーを選ぶ投票を行なえば、きっと間違いなく上位にランクインするであろうひとりが、
フィル・スペクターそのひと(写真は『Back to Mono(1958-1969)』)。“ウォール・オブ・サウンド”と呼ばれる分厚く革新的なサウンドで数々の優れた作品を手がけてきた彼が、3日早朝のロサンゼルスにて、あろうことか殺人容疑で逮捕されるという驚きのニュースが到着。
もともと数々の奇行で知られており、レコーディングの最中にスタジオで銃を発砲なんてエピソードも残している彼ですが、通報により彼の邸宅へと駆けつけた警官が、女性の射殺体を見つけ、邸内にいたスペクターの身柄も拘束したそうですから、やはり犯人は彼なのでしょうか・・・・・・。先日のピート・タウンゼンド逮捕といい(こちらは潔白を示す証拠が見つかったようで、ひと安心)、何だか暗い話題が続きますね。
それにしても弱ったのは“
スターセイラー”。当サイトでも以前に紹介したとおり、彼らの次の新作にはフィル・スペクターがプロデューサーとして起用されており、スペクターはつい先日までイギリスでその作業を行なっていたはず。今回の容疑が確定すれば、さすがにリリースも難しくなってしまうのかも。スターセイラーの
公式HPでも、掲示板でスペクター逮捕の件が話題になっていますね。スターセイラー、とんだとばっちりです。