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ラトル&ベルリン・フィル待望の新譜は、シェーンベルク編曲によるブラームスのピアノ四重奏曲

サイモン・ラトル   2011/08/05 15:00掲載
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 サイモン・ラトル(Simon Rattle)指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による待望のニュー・アルバム『ブラームス:ピアノ四重奏曲(管弦楽版)』(TOGE-11076 税込3,300円)が8月24日にリリースされます。

 2009年にリリースされた『ブラームス:交響曲全集』は同年のコア・クラシック海外アーティスト売上No.1を記録し、大きな話題を呼びました。今作は、そのブラームスを師と仰いだ作曲家、シェーンベルクが編曲したブラームスのピアノ四重奏曲のオーケストラ・バージョンを収録。日本盤はSA-CD(ハイブリッド)でのリリースとなります。

 また、今作にはシェーンベルクの管弦作品「映画の1場面への伴奏音楽」と室内交響曲第1番が収録されていることも注目すべきポイントです。

 「映画の1場面への伴奏音楽」は、1929年にドイツ・マグデブルクのHeinrichshofen Verlag社の依頼を受け、実験的な映画の音楽として書かれた作品。結局、映画はお蔵入りとなってしまいましたが、1930年にハンス・ロスバウトの指揮でフランクフルト放送交響楽団によって初演されました。その後、バレエ音楽としても用いられましたが、近年ではめったに演奏されていない作品です。

 室内交響曲第1番は、当初単一楽章の15人編成として1906年に完成されましたが、1922年にフル・オーケストラ版として再編成しされた作品。1935年にも再び手が加えられ、これが今回ベルリン・フィルによって演奏・レコーディングされた編曲版となります。1935年に再編曲されたこのフル・オーケストラ版をラトルがレコーディングするのは今回が初めてとのことです。


※8月24日発売
サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
『ブラームス:ピアノ四重奏曲(管弦楽版)』
(TOGE-11076 税込3,300円/SA-CD HYBRID仕様)

[収録曲]
01. ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番(シェーンベルク編管弦楽曲版)
02. シェーンベルク:映画の1場面への伴奏音楽
03. シェーンベルク:室内交響曲第1番(フル・オーケストラ版)

[録音]
2009年10〜11月
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