これまでにリリースした3作すべてがミリオン・セールスを達成し、現在2作連続で全英1位、最も権威のあるBrit Awardsでは「Best Group」も受賞している国民的バンドであり、イギリスを中心にヨーロッパでは万単位のアリーナ会場をソールドアウトさせ、巨大音楽フェスティバルや日本でも<サマーソニック>でのヘッドライナー歴も誇る世界を代表するライブ・アクトでもある
カサビアン(KASABIAN)。
その中心メンバーであるメイン・ヴォーカルのトムと全曲を手がけるギター兼ヴォーカルのサージが、本国イギリスでは9月19日、日本では9月21日に発売されることが決定している通算4作目のアルバム
『ヴェロキラプトル!』のプロモーションのために来日。8月8日(月)、約1億5千万年前の白亜紀に生息していたという恐竜の一種の名前を冠した新作タイトルにちなんで行なわれた国立科学博物館<恐竜博2011>会場での新作『ヴェロキラプトル!』試聴イベントに登場し、新作音源を初公開。「ヴェロキラプトル」自体の展示はないものの、ティラノサウルスやトリケラトプスをはじめ、数々の最新研究を反映した世界初公開の全身復元骨格、化石、標本など中で、招待者のみ約100名に初公開された新作『ヴェロキラプトル!』収録曲が鳴り響きました。
2009年の<サマーソニック>以来となる日本に対して、「デビュー以来ずっと応援してくれる最高のファンがたくさんいてくれる日本は大好きなんだ。だから戻ってこれて最高」というメッセージでスタートしたイベント。「ヴェロキラプトル」という恐竜に関しては、「知能が高く、集団で行動してギャング的に相手と対する。そういったところがバンド活動と似ている」という知識や具体的なイメージをもちつつも、それをタイトルにしたことに関しては、「昔から恐竜が好きだし、ラテン語からきていると言われる響きが好きなんだ。“!”をつけているのはみんなに叫んでほしいから」といたってシンプルながら、インパクトがあって、他にはないタイトルをつけられたことにも満足しているようでした。
また、今回の新作に関しては「前作までやってきたことを単に繰り返さず、これまでを包括して、“歌”をフィーチャーしたものをつくりたかったんだ。最高の曲をサージがつくってくれたよ。制作過程も凄く楽しかったし、ずっと手応えを感じてたんだ。だから期待してほしい」とトム。サージは、「心から誇りに思える“傑作”と言える作品がつくれたことに満足している。早くライヴがしたい」と語り、「全部聴いてほしいから1曲だけを選ぶのはとても困難」としながらも、トムは「ムーディーなスタートから徐々に盛り上がっていく展開とサージのボーカルが素晴らしい」という「アシッド・ターキッシュ・バス(シェルター・フロム・ザ・ストーム)」を、サージは2011年、バンドはこうあるべき。すべてが象徴されている」という1stシングルである「デイズ・アー・フォーガットゥン」をお気に入りの曲として挙げました。
最後に、「残念ながら今年のサマーソニックは出れないけど、今年の後半からツアーをスタートして、来年1月には日本にも新作のツアーで戻ってくる予定だから、それまで期待して待ってて欲しい」というメッセージを送ったトムとサージ。
間もなく、先日音源が解禁となった1stシングル「デイズ・アー・フォーガットゥン」のビデオ・クリップや、アルバム・ジャケットも公開する予定のカサビアン。9月21日、『ヴェロキラプトル!』がそのヴェールを脱ぎます。
撮影:堀田芳香(Yoshika Horita)
※9月21日発売
『ヴェロキラプトル!』
(
初回生産限定盤 CD+DVD:SICP3272-3 税込3,570円)
(
通常盤 CD:SICP3274 税込2,310円)
※初回生産限定盤: 22曲/120分に及ぶフル・ライヴDVD付盤 / 日本盤限定ボーナス・トラック3曲収録 / 初回のみ特典封入