初日を飾った大阪篇に続き、8月6日(土)、夢の島公園陸上競技場にて今年で10年目を迎えた野外フェス<情熱大陸 SPECIAL LIVE SUMMER TIME BONANZA'11>(情熱大陸フェス)東京篇が行なわれました!
東京篇は、オーガナイザーの
葉加瀬太郎が舞台に上がり「ゆっくりと夏休みの1日を楽しんでいって下さい!」という晴れやかなMCで開幕! トップバッターをつとめた
ナオト・インティライミは勢いよく登場、広い舞台を走り回りながら熱いパフォーマンスを繰り出し、いきなり場内を総立ちに。
2番手をつとめた
中 孝介&
元ちとせのユニット、
お中元は“変則構成”。まず中が2曲、交代で元が2曲、最後にお中元として2人で登場すると、「季節外れの曲ですが“情熱”たっぷりに歌います!」と、唯一の持ち歌である「春の行人」を葉加瀬のバイオリンと共に披露し、涼やかなメロディを聴かせる。
ヴァイオリン、チェロ、キーボード、ギター、ベース、ドラムで構成される6人組インスト・ユニットの
ソノダバンドは情熱大陸フェス初参戦ながら、会場をグイグイと引っ張って行く! 同じく初参戦のインスト組、
→Pia-no-jaC←はピアノとカホンというミニマル編成ながら緊張感と熱気に富んだヒリヒリとした演奏で、ソノダバンドとは好対照。
前半パートの山場は、
矢井田 瞳&葉加瀬のコラボ・ステージ。大阪では阪神タイガースを意識した黄色いハッピ姿だった葉加瀬は、暴走族風の白の長ランに“ヤイコ命”と書かれたタスキをかけたインパクト抜群な出で立ちで登場。お馴染みの「My Sweet Darlin'」を歌う矢井田も実に楽しそう!
続いての
さだまさしでは、ステージに上がるだけで、なぜか観客は全員立ち上がる。それを見てさだは「俺のうたは立って聴くもんじゃねぇ!」と客を座らせると「情熱大陸フェス史上、最も沈み込む曲やります」と、あの名曲「精霊流し」と「秋桜」を葉加瀬のバイオリンと共に歌う! そして、さすがのトークで会場を和ませると、今度は「北の国から〜遥かなる大地より〜」。途中からは観客全員のウェーブを交えての大合唱へ!
フェスが開催されたこの日は、広島平和記念日。さだは「8月6日には、この歌を歌うことにしてます」と、「広島の空」を披露。そして最後は、被災地のみなさんに届くようにと、
石川 遼への応援歌として作られた「強い夢は叶う」。感動のうちにステージは幕を下ろしました。
ベテラン勢では、今年ソロ・デビュー25周年を迎える
鈴木雅之も負けてはいない。1曲目から葉加瀬が参加し、2人あわせて「スズキタロウです!」と名乗ると、「日本一スタンダードな名前のコンビで、世界一のスタンダード・ナンバーをやります!」と
ナット・キング・コール「LOVE」を日本語詞で。さらに4曲目には実姉の
鈴木聖美までも投入、最後はお約束の「ロンリー・チャップリン」で締める貫禄のステージに。
続いて
トータス松本は名曲を連発、場内のボルテージは最高潮に。ラストは葉加瀬と共に「ガッツだぜ!!」。ソウルフルなこの曲に、クラシカルなバイオリンは意外にマッチ!
エンディングは、全出演者によるフェス10周年記念ソング「タイトルのない唄」。葉加瀬がメロディを、
藤井フミヤが詞を担当した書き下ろしナンバー。全出演者が1フレーズずつ歌い継ぎ、最後は全員でラララの大合唱! 「来年のここに帰ってきます!」という熱いMCで、全18組 / 8時間近くに及んだ東京篇は終了。情熱大陸フェスはこの後、8月27日(土)に札幌で開催を予定しています。