3月に起きた未曾有の大震災から半年。震災の犠牲になられた方々を悼み、いまだ困難な状況が続いている方々を応援しようという気持ちとともに、東北をはじめとした日本全体の活性化に向けて、新たな一歩を明るく踏み出そう、という気持ちがこめられた、
桑田佳祐によるライヴ<宮城ライブ〜明日へのマーチ!!〜>が、9月10日(土)、11日(日)に、宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ(グランディ・21)にて行なわれました。
さらに今回のライヴは、桑田が昨年の病気療養から復帰してから初のライヴ公演という意味合いも。本格的なライヴ公演としては、『音楽寅さん』DVD発売を記念して日本武道館で行われたイベント (2010年3月13日) 以来、実に1年6ヵ月ぶり。病気療養中に、全国から届いた暖かい声援のおかげで無事に復活することができ、東北地方からも数多くの温かい応援をもらったという桑田、今回のライヴはそんな声援に対する恩返しの意味合いももつものに。
注目のライヴ1曲目は、なんと宮城のご当地ソングである「青葉城恋唄」! その後バンド・メンバー、観客含め会場全員で黙祷のあと、前方のスクリーンには桑田、メンバー、スタッフからの開会宣言ともとれるメッセージが映し出され、その後、「大阪レディ・ブルース」の替え歌「宮城レディ・ブルース」が披露されたり、東北民謡「大漁唄い込み」が曲間に織り交ぜられたり、また「明日晴れるかな」では、東北各地から演奏家が集まってこの日のために結成された“宮城ライブスペシャルフィルハーモニー交響楽団”が登場するなど、随所で<宮城ライブ>ならではの演出が登場。
本編のラストでは、この日のために作られたといっても過言ではない
「Let's try again〜kuwata keisuke ver.〜」が演奏され、「ニッポンの元気な未来へみんなで立ち上がれ」という歌詞のとおり、会場全体がまさにひとつになって大団円を迎えました!
会場周辺には<宮城ライブ>開催に合わせて、全国の思いが結集した「虹の広場」がオープン。一面が提灯で飾られ(1,000個もの提灯は、桑田を普段から支えている全国の関係者からチャリティとして寄贈されたもの!)、宮城・福島・岩手から集まった出店が並び、縁日のような雰囲気で観客を迎え、終演後は打ち上げ花火が上がる感動的なサプライズも用意され、<宮城ライブ>を見事締めくくりました。
なお、この2日間の公演を収録した特番『桑田佳祐スペシャル「宮城ライブ〜明日へのマーチ!!〜」』が10月1日(土)21:00〜23:00に、WOWOWでオンエア。この特番は、少しでも多くの方々に観てもらえるよう、WOWOWに加入していなくても視聴できるノンスクランブル放送となります。
さらに、10月9日(日)23:00〜26:00には、『桑田佳祐スペシャル総集編「宮城ライブ〜明日へのマーチ!!〜」』と題し、10月1日に放送しきれなかった部分も含む3時間の総集編の放送も決定(こちらは、WOWOW加入者の方のみ視聴可能のスクランブル放送)。ぜひチェックを。