未来の大器として、今もっとも期待を集めているピアニスト、
河村尚子。2009年3月発売の
『夜想(ノットゥルノ)〜ショパンの世界』(BVCC-31115)から2年半を経て、ついにRCA Red Sealからの2ndアルバムが完成しました!
『ショパン:ピアノ・ソナタ第3番&シューマン:フモレスケ』(SICC-10112 税込3,000円)が9月21日にリリースされます。
今回は大曲2曲を収録。1stアルバムで河村が類稀な親和性を感じさせたショパンの作品からは、“ピアノ・ソナタの王様”ともいうべき大作ピアノ・ソナタ第3番を、河村が愛してやまない
シューマンの作品からは、心情の移り変わりの細かな襞を描いた秘曲「フモレスケ」を収録、シューマン=
リストの「献呈」が最後を飾ります。
堂々たる急‐急‐緩‐急の4楽章構成のソナタである
ショパンのソナタ第3番、起伏に富んだ楽想が切れ目なく続くシューマンの「フモレスケ」という、いわば対照的な作風を持つ大曲2曲が、河村尚子ならではのスケールの大きなピアニズムで描き出されていきます。
1枚目同様、カラヤン&ベルリン・フィルの録音で使用され、世界屈指の音響効果を誇るベルリン・イエス・キリスト教会でのセッション・レコーディングです。