来週10月26日に発売となる、孤高の音楽詩人
トム・ウェイツ(Tom Waits)の7年ぶりのオリジナル・アルバム
『バッド・アズ・ミー』(EICP-1501 税込み2,520円)のフル試聴が、公式サイト(
badasme.com)でスタートしました。
試聴方法は、サイトに自分の名前とメール・アドレスを入力し、そのメルアドに届けられるコードを上記サイトに入れ込むだけ。
『バッド・アズ・ミー』は、ホーンで勢いづき一気に炸裂するオープニング・ナンバー「シカゴ」から、ウェイツのキャリア初期のバラード・スタイルを思い起こさせる酒場で歌うコラール(讃美歌)のようなエンディング曲「ニュー・イヤーズ・イヴ」まで、トム・ウェイツのソングライティングにおけるキャリアを余すところなく見せつけており、その幅広さは「最後の一葉」のような美しいバラードから、前線に派遣された部隊を思わせる「ヘル・ブロウク・ルース」の前衛映画風の情景までと多彩な内容。
また、盟友
キース・リチャーズ(
ローリング・ストーンズ)の20年ぶりのゲスト参加(M-1、10、11、12)や、
レッチリの
フリー(b)の初参加(M-2、12)も話題を呼んでいます。
7年ぶりのニュー・アルバムとはいえ、その7年前のアルバム『リアル・ゴーン』があえてピアノを封印した実験作だったことを考えると、ウェイツらしい純粋なアルバムとしてはグラミー受賞作となる『ミュール・ヴァリエイションズ』以来、なんと12年ぶり! 気になった方はさっそく試聴してみては?