今年、10年ぶりに活動を再開させた
高橋幸宏と
鈴木慶一のユニット、
THE BEATNIKSが11月20日(日)、大阪・堂島リバーフォーラムでワンマン・ライヴを行ないました!
オープニングでは、ステージ後方に設置されたスクリーンに映像が映し出され、会場内に流れたのは1stアルバム
『EXITENTIALISM(出口主義)』の1曲目「Le Sang du Poete/詩人の血」。続いてスリム・ブラック・スーツに、黒のハット&タイと黒ずくめのコスチュームをまとった2人が舞台に現れ、最新アルバム
『LAST TRAIN TO EXITOWN』より「A Song for 4 Beats」で<LET'S GO TO BEATOWN>ツアーは開幕!
セットリストは『LAST TRAIN TO EXITOWN』からの選曲が中心ですが、意外に多かったのが『EXITENTIALISM』収録曲。このアルバム発表時はツアーが行なわれなかったこともあって、古くからのファンを楽しませる。また、THE BEATNIKS用に作られたもののオリジナルには未収録で、メンバーのソロ・アルバムにそれぞれ収録された幻の名曲「Left Bank」を改めてTHE BEATNIKSとして演奏!
ハイライトは終盤の「カットアップだ! 我らの実存 Cut Up Our Existence」。ビートニク世代を代表する作家、
ウィリアム・バロウズが生み出した“カット・アップ”にならい、高橋幸宏、鈴木慶一に
高野 寛の3人が帽子の中に入れたバラバラに刻んだワードをランダムに取り出し繋げていくカット・アップ・パフォーマンスを披露。
サポートを固めるのは、リズム隊が
GREAT3の
高桑 圭と
白根賢一、そこに
堀江博久、高野 寛、
高田 漣、権藤知彦の
pupa組が加わった盤石の体制。特に高野 寛はかつて高橋幸宏と
ムーンライダーズが主宰していたT.E.N.T.レーベルのオーディション出身で、ミュージシャンとしてのデビューが1987年の<THE BEATNIKS BEAT GENERATION>ツアーでのサポート・ギターと、THE BEATNIKSには欠かせない存在。2人が信頼を寄せるメンバーの安定感ある演奏に支えられ、全20曲、2時間に及んだ大阪のステージを終えました。
THE BEATNIKSの続くステージは11月25日の中野サンプラザ。大阪会場に集まったファンを魅了させた“BEATOWN”世界がいよいよ東京で再現されます!