ニュース

マリス・ヤンソンスが登場したウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート、ライヴCD&映像が早くもリリース!

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団   2012/01/11 15:55掲載
はてなブックマークに追加
マリス・ヤンソンスが登場したウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート、ライヴCD&映像が早くもリリース!
 今年も1月1日に、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるニューイヤー・コンサートが行なわれ、その模様を収めたCD、DVD、Blu-ray Disc『ウィーン・フィル ニューイヤー・コンサート2012 マリス・ヤンソンス指揮』が早くもリリースされます。CD(SICC-1478〜9 税込3,000円)は1月25日、DVD(SIBC-158 税込4,935円)とBlu-ray Disc(SIXC-1 税込5,985円)は2月15日発売です。

 1939年に始まり、70年以上の歴史を誇るこのコンサートは、音楽の都ウィーンを象徴するシュトラウス一家のワルツやポルカが演奏される華やかなイベントで、高額のチケットは入手困難と言われています。

 ウィーンが誇る黄金のムジークフェラインザールというホールからTVとラジオを通じて世界70ヵ国以上に放送され、4億人が視聴するクラシック界最大のイベント。今年は地元オーストリアで瞬間TV視聴率がなんと64%を記録しました。これは、2003年の以降最高の視聴率であり、オーストリア国内だけで350万人が見たということになります。昨年大みそかに最高で48.2%を記録した<第62回NHK紅白歌合戦>と比較してみても、そのすごさが実感できることと思います。

 今年の指揮者はラトヴィア出身の巨匠、マリス・ヤンソンス。1992年4月に初めてウィーン・フィルを指揮して以来、ウィ−ン・フィルにとってもっとも重要な指揮者の一人であり、2012年のニューイヤー・コンサートは両者の共演20周年を記念する形で実現しました。ヤンソンスは2006年に初めてニューイヤー・コンサートを指揮しており、その時すでに非常に高い評価を得ていました。

 本年は定番の「トリッチ・トラッチ・ポルカ」、ポルカ「騎士」、「ピツィカート・ポルカ」、「美しく青きドナウ」、「ラコッツィ行進曲」などに加えて、チャイコフスキーの「眠りの森の美女」〜ワルツとパノラマなど、ニューイヤー・コンサート史上初めて登場する作品6曲も演奏されました。また、ウィーン少年合唱団も1998年以来となる久しぶりの登場を果たし、幸せな空間を創出。視聴率が示すように、全体を通して大成功といえる内容となりました。

 ライヴ映像がBlu-ray Discで発売されるのは、国内盤では初とのこと。今回は小型の空中カメラ使用したダイナミックな映像が用いられており、視覚的にもおおいに楽しませてくれることでしょう。


『ウィーン・フィル ニューイヤー・コンサート2012 マリス・ヤンソンス指揮』
CD:SICC-1478〜9 税込3,000円 1月25日発売
DVD:SIBC-158 税込4,935円 2月15日発売
Blu-ray Disc:SIXC-1 税込5,985円 2月15日発売

[収録曲]
<DISC 1>
01. 祖国行進曲(ヨハン・シュトラウス2世/ヨーゼフ・シュトラウス)
02. ワルツ「市庁舎舞踏会」op.438(ヨハン・シュトラウス2世)
03. ポルカ「あれか、これか」op.403(ヨハン・シュトラウス2世)
04. トリッチ・トラッチ・ポルカ op.214(ヨハン・シュトラウス2世)
05. ワルツ「ウィーンの市民」op.419(カール・ミヒャエル・ツィーラー)
06. アルビオン・ポルカ op.102(ヨハン・シュトラウス2世)
07. ポルカ「騎手」op.278(ヨーゼフ・シュトラウス)
08. 悪魔的ダンス(ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世)
09. フランス風ポルカ「芸術家の挨拶」op.274(ヨーゼフ・シュトラウス)
10. ワルツ「楽しめ人生を」op.340(ヨハン・シュトラウス2世)
11. シュペール・ギャロップ op.42(ヨハン・シュトラウス)
12. コペンハーゲンの蒸気機関車のギャロップ(ハンス・クリスティアン・ロンビー)

<DISC 2>
01. 鍛冶屋のポルカ op.269(ヨーゼフ・シュトラウス)
02. カルメン・カドリーユ op.134(エドゥアルト・シュトラウス)
03. バレエ「眠りの森の美女」〜「パノラマ」(ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー)
04. バレエ「眠りの森の美女」〜「ワルツ」(ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー)
05. ピツィカート・ポルカ(ヨハン・シュトラウス2世/ヨーゼフ・シュトラウス)
06. ペルシャ行進曲 op.289(ヨハン・シュトラウス2世)
07. ポルカ「燃える恋」op.129(ヨーゼフ・シュトラウス)
08. ワルツ「うわごと」op.212(ヨーゼフ・シュトラウス)
09. ポルカ「雷鳴と電光」op.324(ヨハン・シュトラウス2世)
10. チック・タック・ポルカ op.365(ヨハン・シュトラウス2世)
11. ワルツ「美しく青きドナウ」op.314(ヨハン・シュトラウス2世)
12. ラデツキー行進曲 op.228(ヨハン・シュトラウス1世)

[演奏者]
マリス・ヤンソンス指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン少年合唱団

Photo: Terry Linke
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 中国のプログレッシヴ・メタル・バンド 精神幻象(Mentism)、日本デビュー盤[インタビュー] シネマティックな115分のマインドトリップ 井出靖のリミックス・アルバム
[インタビュー] 人気ピアノYouTuberふたりによる ピアノ女子対談! 朝香智子×kiki ピアノ[インタビュー] ジャック・アントノフ   テイラー・スウィフト、サブリナ・カーペンターらを手がける人気プロデューサーに訊く
[インタビュー] 松井秀太郎  トランペットで歌うニューヨーク録音のアルバムが完成! 2025年にはホール・ツアーも[インタビュー] 90年代愛がとまらない! 平成リバイバルアーティストTnaka×短冊CD専門DJディスク百合おん
[インタビュー] ろう者の両親と、コーダの一人息子— 呉美保監督×吉沢亮のタッグによる “普遍的な家族の物語”[インタビュー] 田中彩子  デビュー10周年を迎え「これまでの私のベスト」な選曲のリサイタルを開催
[インタビュー] 宮本笑里  “ヴァイオリンで愛を奏でる”11年ぶりのベスト・アルバムを発表[インタビュー] YOYOKA    世界が注目する14歳のドラマーが語る、アメリカでの音楽活動と「Layfic Tone®」のヘッドフォン
[インタビュー] 松尾清憲 ソロ・デビュー40周年 めくるめくポップ・ワールド全開の新作[インタビュー] AATA  過去と現在の自分を全肯定してあげたい 10年間の集大成となる自信の一枚が完成
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015