キース・ジャレット 2003/04/02掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
早いもので、
キース・ジャレットの、
ゲイリー・ピーコックと
ジャック・ディジョネットによる“スタンダーズ・トリオ”も今年で20周年を迎えたそうです。長くやってるもんですね!? 安定した人気の高さはさすがです。今回20周年を記念した新作が5月21日に緊急発売! フランスのアンティーブ・ジャズ・フェスティバルにおける最新の実況録音で、タイトルは
『アップ・フォー・イット』(UCCE-1033)。嬉しいのが選曲ですね! 前作の
『オールウェイズ・レット・ミー・ゴー』(写真)はフリー&インプロヴィゼーションが過ぎ、そのスジの人には良いんだろうけど、『MY SONG』あたりが好きなファンにはちょっと嬉しくない作品でしたね。
そもそもキースはディランの「マイ・バックページズ」しかり、ポップスを題材にしたジャズ的なメロディ探求の楽しさってのも魅力のひとつとして大きいかと。もちろんオラもそっちの側面が好きな“邪道な?”ファンとして、今回はちょっと良さそうだなと思うだす! 「マイ・ファニーヴァレンタイン」、「いつか王子様が」とか、いい曲ばかりね! ジョン・ルイスの名演が浮かぶ「二度東、三度西」なんてお洒落な曲も入ってる! このトリオにとって、久しぶりの直球、“ド”ジャズ・スタンダードばかり! スタンダーズ・トリオと名乗るくらいだもの! これくらい演ってくんなきゃ嘘だよ!