文化庁では、毎年度、芸術各分野において、優れた業績を上げた者またはその業績によってそれぞれの部門に新生面を開いた者を選奨し、芸術選奨文部科学大臣賞、同新人賞をおくっています。その、平成23年度の「文部科学大臣賞(大衆芸能部門)」を、
由紀さおりがアルバム
『1969』の成果を授賞対象として受賞しました。
由紀さおりは昨年、米国のジャズ・オーケストラ、ピンク・マルティーニと組み、アルバム『1969』(日本発売:2011年10月12日)を発表。このアルバムは、由紀が「夜明けのスキャット」でデビューした1969年の世界のヒット曲を集めた作品で、1曲以外はすべて日本語で歌われています。現在までに世界50ヵ国以上でCDやデジタルで発売・配信され大きな反響を呼んでいます。
また、2011年、由紀さおりはピンク・マルティーニのワールド・ツアーにゲストとして参加、10月にはイギリス「ロイヤル・アルバート・ホール」、12月にはアメリカ4都市(ワシントン、ニューヨーク、ボストン、ポートランド)6公演を大盛況のうちに終了致しました。今年は、<由紀さおり&ピンク・マルティーニ ジャパン・ツアー2012>として、日本でもコンサートの開催が決定しています。
【由紀さおり 受賞のコメント】
「このような名誉ある賞をいただくことができ、本当にうれしく思っております。今後、歌っていくうえで、とても大きな励ましと後押しをいただけました。これからもさらに精進してまいります」